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月とコーヒー デミタス

吉田篤弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198659837
ISBN 10 : 4198659834
Format
Books
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

火星が最も地球に近づいた夜の小さな奇跡。“まっくら都市”で“こころ”を探すモグラの冒険。駄目なロボットによる素晴らしいオーケストラ。“トカゲ式ゴム印”と世界の果ての地球儀屋。夜を青く塗り替える、“貴婦人”という名の石炭。空を飛べなかった男と、ほろ苦いビター・チョコレート。“白紙屋”の白い手袋と三人の年老いた泥棒。世界の片隅に生きるささやかで優しい誰かと誰かのお話です。小箱の中にしまってあったとっておきのお話、24ピース。

【著者紹介】
吉田篤弘 : 1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • モルク

    「月とコーヒー」第2弾。短い小さな24編の物語。生きていくために必須な「太陽とパン」に対しそこまでではないが生活を豊かにするなくてはならないもの「月とコーヒー」。読んでいると深煎りコーヒーの薫りが漂ってくる。素敵な言葉も一杯。あとで話が繋がっていたりするのもありそれに気づくのも楽しい。「苦いコーヒー」「ココQと小さな音楽」「本日のスープ」が好き。あぁ、もう少し読んでいたい!第3弾が楽しみ。

  • シナモン

    「もう少し飲みたい、もう少し読みたい」そんな24の小さなお話。 世の中の流れに取り残され、世界の片隅にひっそりと暮らす人たち。どの物語も静かに心に沁みていく。生きていくために必要なのは太陽とパン。だけどくり返される日常を生きていくために必要なのは月とコーヒー。 本、とりわけ吉田篤弘さんのさり気ない優しさに満ちた物語は私の日常をそっと支えてくれる。 とてもとても良かった。

  • けんとまん1007

    月とコーヒー。月・・・静かな月夜。その月明りの中で飲む、一杯の珈琲。珈琲の香が、そこはかとなく漂う時間と空間。まさに、そんな1冊。短編の一つ一つが、次に、それ以外につながっている。こんな時間を少しでも過ごしたい。

  • Ikutan

    『月とコーヒー』の第2集。今回もそっと囁く様に語りかけてくれる滋味溢れるお話が24話。所々人物やお店が緩く繋がっていて、きっと、吉田さんの中に物語の世界が広がっているんでしょうね。「デミタス」は小さなカップ。もう少し読みたいと思える作品の中にも、味わい深い言葉がたくさん。「世界をよく見て、何かを見つけたりすることは、とてもいいことだと思う。でもね、本当にうれしいのは、気づくってことなんだよ。だって、『見つけた』ものは自分の外にあるけれど、『気づいた』ものは自分の中にあることだろう?」第三集も楽しみ。

  • nico🐬波待ち中

    『月とコーヒー』シリーズ第二弾。相変わらず装幀がとてもお洒落。今回も夜寝る前に少しずつ…と読んでいたら、繋がりのある短編がチラホラ出てきて、その度に読み返して確認していたら読み終えるのに結構時間がかかってしまった一冊。最終話で新たな繋がりも見つかり、24話の短編が一つの長編になったようで楽しかった。今回も心に刺さるフレーズがたくさん出てきた。いつかこの作品を読み返した時、今の私とこの先の私とでは刺さるフレーズも異なるのだろう。その違いを確かめるのもまた楽しい作業だ。シリーズ第三弾も本当に楽しみ。

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