Product Details
ISBN 10 : 4480093478
Content Description
幾千年かの歴史の中で、人間というものはどれだけ進歩し、どれだけ洗練することができたのだろうか。下宿先のおしま婆さん、自転車屋の勘さん、帝大生の古木君、実業家の川本さん。いずれも味のある登場人物を相手に、おでん屋のカウンターや、待合、カフェーで繰り広げられる軽妙洒脱な文明批評。第二次大戦に突入する前の、ほんのわずかなひととき。数寄屋橋が本当に橋で、その下を掘割の水が流れていた頃の、慎ましやかで暮らしやすい東京を舞台に、人間と人間の社会を論じた、吉田健一最晩年の珠玉の一篇。
【著者紹介】
吉田健一 : 1912‐1977年。東京生まれ。吉田茂元首相を父とし、幼少時代を、イギリス、中国などで過ごす。ケンブリッジ大学に学び、帰国後、文筆生活に入る。ヴァレリー、ロレンス等の翻訳、および文芸評論の分野で活躍し、自身も珠玉のエッセイや小説を多数残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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syaori
読了日:2018/02/22
踊る猫
読了日:2023/05/05
たまきら
読了日:2019/06/29
テル35
読了日:2019/06/26
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読了日:2012/06/04
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