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「失われた時を求めて」の謎 隠された構造を探る

吉川一義

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000222471
ISBN 10 : 4000222473
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『失われた時を求めて』は幾重もの謎に包まれている。──長篇はいかに誕生したのか? 対比されているのはスワン家とゲルマント家なのか? ヒロイン・アルベルチーヌはなぜ捉えどころがないのか? 「私」という一人称の仕掛けとは?──小説と批評を総合した希有なる作品の隠された構造を、草稿研究の先駆者が精緻に読み解く。

【著者紹介】
吉川一義 : 1948年、大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。パリ・ソルボンヌ大学博士。京都大学名誉教授。著書:Proust et l’art pictural(Champion、バルベック=カブール・プルースト文学サークル文学賞、日本学士院賞・恩賜賞)ほか。翻訳:プルースト『失われた時を求めて』(全14巻、岩波文庫、日仏翻訳文学賞特別賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tom

    【軟禁読書】この本は、なかなかの面白さ。プルーストをひたすら読み込んできた研究者のうんちく本かつ要点を押さえた参考書として読める本。手元に置いていたいけれど、お値段ちょっと高すぎて手を出せない。長大すぎる「失われた」がどんなふうにして書かれたのか、延々と書くアルベルチーヌの存在の曖昧さ、逆に詳細に描かれるのがスワンとシャルリスなのはどうして、サント=ブーヴは何者などなど、不明のまま読み飛ばしていた事柄がようやく見えてきた。学者はエライと思うことがときどきあるけれど、この本もまた同じ。

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