Product Details
ISBN 10 : 4787200917
Content Description
「Google」検索や生成AI、「Wikipedia」「YouTube」「Instagram」「X」などを利用して情報を取得する人の数が増え続ける一方で、図書館による情報サービスの利用者はそれほど多くない。情報過多の時代に、来館者や地域コミュニティーにより広く資するサービスを提供するためには何が必要なのか。
本書は、大学で履修する「情報サービス論」の項目を詳解するのに加えて、司書資格の取得を目指す人がぜひとも知っておくべき大学図書館や専門図書館、学校図書館の事例も取り上げる。図書館でおこなう情報サービスを幅広く解説しながら、研修にも利用できる実践的な内容を取り扱う。
基礎的な用語の定義や有効な理論、様々な図書館での実践例、継続的にサービスの質を向上させていくための体制づくりなども、豊富な図版・資料から丁寧に解説する。学生だけではなく、他部署から異動する人や現役の図書館員にとっても有用な一冊である。
【目次】
はじめに
第1回 日常生活と図書館
第1章 情報要求を満たす道具は何か
第2章 司書資格の取得を目指す大学生の図書館利用状況
1 利用頻度と目的
2 図書館サービスが有料になった場合の支払い意思額はいくらか
第3章 情報サービス論を学習する意義
第2回 情報社会と図書館の情報サービス
第1章 言葉の定義
第2章 情報社会
1 国の動向
2 図書館と図書館員の役割
第3章 図書館の情報サービス
1 「設置及び運営上の望ましい基準」の図書館の情報サービス
2 間接サービス
3 直接サービス
第3回 図書館での情報サービスの意義と種類
第1章 情報サービスの意義
1 「図書館サービス概論」の理解
2 情報サービスの利用や提供状況
3 福島県いわき総合図書館の事例
第2章 情報サービスの種類
1 概要
2 茨城県牛久市立中央図書館の事例
3 宮城県仙台市民図書館の事例
4 神奈川県逗子市立図書館の事例
第4回 レファレンスサービスの理論
第1章 言葉の定義
第2章 利用者の情報行動
1 情報探索行動モデル
2 タラーによる質問者の情報要求の解決に向けたモデル
3 アイゼンバーグによるビッグ6モデル
第3章 レファレンスプロセス
1 レファレンスの過程
2 レファレンスインタビュー
第4章 事例の活用
1 記録を残す
2 参‥
【著者紹介】
吉井潤 : 1983年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻情報資源管理分野修士課程修了。都留文科大学・日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
