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ISBN 10 : 4623077365
Content Description
邪馬台国近畿説の重要な論拠である三角縁神獣鏡魏鏡説を根底から覆す国産説を、学者として最初に全面的に唱えたのが古田武彦であることは、一部の学者を除き無視されてきた。善意に解釈すれば厖大な論考の中に三角縁神獣鏡論が分散していたことにも起因すると思われる。本書は、その全著作の中から「鏡」に関するものを残らず纏め、加えて逝去直前の未発表二論文を掲げ、鏡による古代史の真の姿を映しだす。
目次 : 序章 毎日が新しい発見―三角縁神獣鏡の真実/ 第1章 先達の銅鏡論と問題点(邪馬台国近畿説の支柱(三角縁神獣鏡魏鏡説)を批判する/ 従来説及び国産説の考古学的検証 ほか)/ 第2章 古田理論の展開(文字の考古学―〓(ほう)製鏡論/ 銘文の分析 ほか)/ 第3章 中国人による三角縁神獣鏡日本製説(王仲殊論文の出現/ 王仲殊論文をめぐって ほか)/ 第4章 三角縁神獣鏡の史料批判―三角縁人獣鏡論(中国鏡の銘文と図様/ 日本出土鏡の銘文と図様 ほか)
【著者紹介】
古田武彦 : 1926年福島県生まれ。旧制広島高校を経て、東北大学法文学部日本思想史科において村岡典嗣に学ぶ。長野県立松本深志高校教諭、神戸森高校講師、神戸市立湊川高校、京都市立洛陽高校教諭、龍谷大学講師、昭和薬科大学教授を経て、2015年10月14日逝去
平松健 : 1936年岡山県倉敷市生まれ。東京大学法学部卒業後、都市銀行及び信販会社の各役員を経て、古代史研究に専念。主な活動:東京古田会編集担当幹事(2009〜12年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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