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ISBN 10 : 4065231345
Content Description
徳田秋聲、正宗白鳥、葛西善藏、宇野浩二、嘉村礒多ら地方出身作家が「東京」を舞台に紡いだ私小説、永井荷風、谷崎潤一郎が描いた戦後日本人の原像―。日本近代文学における「東京物語」の系譜をたずねて、書かれ、読まれ、生きられた重層的な時間を往還し、現代人の出自をたどる連作エッセイ。後期作品群への扉をひらく「決定的な重要性を持つ問題作」(松浦寿輝)。
目次 : 安易の風/ 窪溜の栖/ 楽しき独学/ 居馴れたところ/ 生きられない/ 何という不思議な/ 心やさしの男たち/ 無縁の夢/ 濡れた火宅/ 幼少の砌の/ とりいそぎ略歴/ 命なりけり/ 肉体の専制/ 境を越えて
【著者紹介】
古井由吉 : 1937・11・19‐2020・2・18。小説家。東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。大学教員となりブロッホ、ムージル等を翻訳。文学同人誌「白描」に小説を発表。1970年、大学を退職。71年、「杳子」で芥川賞受賞。黒井千次、高井有一、坂上弘らと“内向の世代”と称される。77年、高井らと同人誌「文体」を創刊(80年、12号で終刊)。83年、『槿』で谷崎潤一郎賞、87年、「中山坂」で川端康成文学賞、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年、『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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hasegawa noboru
読了日:2021/06/25
qoop
読了日:2021/11/20
Gakio
読了日:2024/08/19
十文字
読了日:2022/01/19
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