Product Details
ISBN 10 : 4791774388
Content Description
生きていくうえでもっとも重要なことのひとつである「食」。しかし、それは日常のことであるがゆえに記録に残りにくく、歴史学のテーマとしては軽視されてきた。伝統や信仰における食の役割、生食や肉食といったテーマ、米や茶や菓子といった特定の食べ物、そして和食文化をめぐる歴史まで。食生活・食文化の歴史を考究し続けてきた著者が、丹念な調査と史料の詳細な検討によって、人びとがいかに生きてきたのかを明らかにする。あたらしい歴史学の誕生。
目次 : 1 和食文化の歴史的特質(『万葉集』の食と和食の原型/ 生食の伝統―膾から刺身へ/ 日本における稲作と魚―海・里・山/ 宮中のおせちと菱葩―統治の象徴/ 菓子と日本の米文化)/ 2 食と信仰(祭祀と饗宴の庭/ 村々の神饌/ 肉食をめぐる思想―道元と親鸞/ 陰陽道・修験道と食)/ 3 江戸における食文化の展開(料理と百人一首/ 文人社会と料理文化/ 江戸の小さな旅と食―雑司ヶ谷鬼子母神を中心に)/ 4 和食文化の周辺(アイヌ民族の肉食文化―「肉」の確保と保存・調理を中心に/ 琉球弧の食文化/ 米文化における朝鮮半島と日本/ アジアのお茶・日本のお茶/ 飢餓・飢饉という現実―中世・近世から近代へ)/ 和食文化研究のこれまでと今後
【著者紹介】
原田信男 : 1949年栃木県宇都宮市生まれ。専攻は日本生活文化史。国士舘大学21世紀アジア学部教授を経て、国士舘大学名誉教授・京都府立大学客員教授・和食文化学会会長。ウィーン大学客員教授、国際日本文化研究センター客員教授、放送大学客員教授、を歴任。89年『江戸の料理史』でサントリー学芸賞受賞、95年『歴史のなかの米と肉』で小泉八雲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
noko
読了日:2023/07/05
フラボノ
読了日:2025/05/19
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

