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南方熊楠随筆集

南方熊楠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480081100
ISBN 10 : 4480081100
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1994
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    著者の文は連想と逸脱が特徴だが、言語学では連想は述語を固定し主語を入れ替える隠喩タイプ、述語を主語に入れ替える換喩タイプがあるという。神の足跡を東西比較する説話では、足跡を残すという述語を固定し、西洋の神と日本のダイダラホウシの主語が入れ替わる。虎に関する説話では、虎は残酷だ、残酷は血を流す、血は赤い、赤いは花、と主語と述語が転換を続ける。著者にとって語は柔軟性を持ち、一つの意味に固定されない。この思考は、柔軟な「理事無礙」から透明な「事事無礙」に向かう華厳経の燦爛たるネットワーク宇宙のビジョンに重なる。

  • 中年サラリーマン

    文章あたりの内容の密度が濃すぎ。いつもはそこそこなスピードで本を読める僕もなかなか読みすすめられず。凄まじい本でした。

  • ゲンショウ

    雑誌で入門書として取り上げられていたので拝読。含蓄が多く、日本語も候文だったりと非常に苦労しましたが、彼の文章は何となく癖になります。又、物事を全体として捉える考え方には敬服。世界最初のエコロジストであり且つ20世紀を代表する著述家です。

  • noname

    熊楠さんがシモネタ大好きだということが分かる一冊

  • 豆乳みたらし

    知識の洪水、いやダムか。とにかく並大抵の蘊蓄ではない。途中から調べながら読むのがめんどくさくなってそのまま読み進めました。まずは漢検1級とって、古今東西の著名な書物に関する基本的な内容を知ってから再読したら、今より理解できるようになるかもしれないとぼんやり思った。それにしても南方さん在英時代の話は痛快。もっと世に知られるべき日本人。

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