Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• よっち

  読了日：2024/03/06

  皇帝は政治を疎かにし、宮廷では佞臣が暗躍する唐・玄宗皇帝の時代。そんな中でも天に臆せず、どこまでも義に生きることを貫こうとする者たちの物語。身体を欠損して失意のうちに従軍し権勢を振るう宦官・辺令誠の非道に憤った崔子龍。天童と謳われ義父の遺志を継ぎ皇帝を糺そうとする真智。幼馴染3人の何とも複雑な関係を絡めながら描かれる展開は、当時の英雄ですら屈服させる佞臣の昏い影響力の凄まじさに戦慄させられましたけど、安禄山挙兵の混乱が続く中で、今自分の成すべきことは何かを問い続ける彼らの苦悩と生き様が印象的な物語でした。

• さとうしん

  読了日：2024/03/12

  『震雷の人』と同じく安史の乱の時期の唐を舞台とし、話の中心となるのが男女3人という構図は同じだが、その男女3人が入れ替わり、舞台となる主要な地域も異なるという趣向。今回中心となるテーマは宦官と胡人。ラスボス的な存在である辺令誠も宦官であるが、単純に切って捨てられる悪役というわけでもない。「人は変わる」あるいは「人の評価は変わる」という所に注目して読むと面白い作品。

• うさぎや

  読了日：2024/04/16

  ｢安史の乱｣シリーズ第2弾。前作は地方からの視点だったが、今回は中央寄りの視点から。そして前作に引き続きヒロインが強い。

• びりい・O

  読了日：2024/05/03

  安禄山の乱というと、楊貴妃ぐらいしか出てこない頭で読んだけど、おもしろかった。 歴史の本には出てこない人たちの物語を史実が盛り上げてくれるので歴史物は好きだ。 スーパーヒーローみたいな人が脇役で主人公はちょっとさえないけど、迷いながらも進むのはやめないやつで周りの人達が一癖あって地味な脇役には泣かされたりしてJUMPのマンガみたいだなと思いながら楽しく読みました。文章もよいのでさくさく読みやすくかつ読了後はしみじみしましたよ。

• K06604380

  読了日：2025/10/31

  読みやすいのだけど三国志の知識がないため人物の名前がピンとこない ただ日本人は三国志が好きと言われるのはなんとなく分かった気がした

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します