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悪文の構造 機能的な文章とは ちくま学芸文庫

千早耿一郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480512635
ISBN 10 : 4480512632
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

長文を避ける、主語を省略しない‥‥。「悪文」を書かないための技術を分かりやすい指針と図解で案内する、明快な文章読本。解説 石黒圭

【著者紹介】
千早耿一郎 : 1922‐2010年。滋賀県生まれ。中国(上海、青島)で育つ。帰国して第一神戸商業学校卒業後、日本銀行入行。42年に入隊し、中国で初年兵教育を受けつつ「討伐」に出動する。現地の予備士官学校を卒業後、挺身攻撃隊長として訓練中、終戦を迎える。46年、日本銀行に復帰し、吉田満を知る。事務繁忙の時間を割き、吉田らと文芸活動に従事した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あらたん

    実践的なとても良い本だった。悪文を指摘するだけでなく実際に直して見せてくれるのが良い。文章の機能には「伝達」と「感化」の二つがあるが、まずは「伝達」を重視すべきである。全員が名文を書くことはできないが、悪文を書かないことはだれでもできる。確かにそのとおりだと思った。悪文を書かない「技術」を身につけることが重要ですね。

  • maimai

    いやいや面白い。これでもかというくらい、あとからあとから出てくる「悪文」。大手の新聞などのメディアはもちろん、名だたる作家たちでさえ、ときには意味の通りにくい(あるいは意味の解らない)文を作っていることに驚いたし、日ごろテレビを見ては、アナウンサーの言葉遣いやニュースの原稿などに文句をつけて、妻にうるさがられている僕には痛快でもあった。「悪文」を書かないためにはどうすればよいかについての、具体的でわかりやすい解説書。日本語文法についての鋭い考察に唸らされることもしばしば。

  • Cinita

    実際の出版物から引用した多数の「悪文」を例に挙げて、文章を短くする・適切な句読点を打つ・記号や箇条書きを使って内容を整理する・並列でつなげる語句は品詞や長さを揃える……といった「悪文を書かないための技術」を解説した一冊。めちゃくちゃ面白かった! この例文はなぜ意味が取りにくいのか、どこを直せば改善されるのかをキッチリ明快に分析・解説してくれて気持ちがいいし、容赦ないツッコミが痛快で本当に面白い。今後、読メ感想やブログを書く際にも大いに役立ちそうです。しかし、世に出回ってる文章って案外適当なんだなあ……

  • ハルト

    読了:◎ わかりやすい文章指南書だった。名文を書くではなく、どうやったら悪文を書かないで済むのかの一点に集中して書かれている。悪文でない文章とは機能的で規則的な、シンプルイズベストのような文章を云う。ではいったい、どういった文章が悪文なのかを実例を出しながら図化し解説していくが、その中には名作と名高い作品だったりが多数含まれている。それらを噛み砕いて図化してみると、文章の欠点が見えてくる。改変によってこうまですんなり頭に入ってきやすい文章になるのかと驚く。参考になった文章読本だった。

  • 悠木

    かなり古い本だが、現代でも十分通用する良書。文章の役割には、感化の働きと伝達の働きがある。本書は、後者に重点を置き、意味が一意に定まる文の構造を悪例を示しそれを添削することで解説する。文豪の文章も容赦なく添削するところが面白い。上達の近道は、駄目な例を見ること、そうすると少なくとも駄目なものを避けられるとよく分かった。多少なりとも文書を扱う人は読むべき。自分も折に触れて読み返したい。

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