加藤陽子(日本近代史)

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徴兵制と近代日本 1868-1945

加藤陽子(日本近代史)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642074964
ISBN 10 : 4642074961
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 棕櫚木庵

    1/3) 話が細かく,全体を把握・要約するのは私の手に余る(^^;).また,法律文書の引用が多く,契約書を丁寧に読む時の鬱陶しさみたいなものも感じたりもした.しかし,(あたりまえのことだけど)徴兵制とは国家設計の根幹にかかわることだってことはよく分かったし,興味深い事例・指摘が多数あり,付箋だらけになってしまった.特に,“帯刀・帯剣”することの二面性(特権階級あるいは独立した市民であることの証 vs 自由を束縛され人を殺し殺されることを強いられる苦役)に係わる事例が興味深かった.そのいくつか:

  • ミッキー

    戦争が相手の社会規範の書き換えだと捉えると、徴兵制がいびつに運用された国の規範の限界が分かるように思いました。その時代の規範に強いられて行動したと言う認識を持つことが反省を行う第一歩かもしれません。とても参考になりました。

  • フルボッコス代官

    徴兵システムを徴兵令・兵役法という法律から検討し、論述している書。著者の加藤のもつ反戦左翼思想から、否定的な文面がにじみ出ているが。それを置いておくとしても、法律の変遷と議会等でのやりとりをよく示している点は評価できる。

  • shouyi.

    これまで加藤陽子さんの本を何冊か読んできて、どれもおもしろかったが、今回はちょっと飽きてしまった。 徴兵制度の歴史を追う試みは興味をひかれたし、単純により多くの人間を兵士にする為の制度ではなかったというのは発見でもあったが、総じて平板な展開であったためだ。

  • mdsch23

    明治維新後の徴兵制について法律改正や制度の見直しのやりとりからどのような意図があったのか分析をされている本。要点は最後にまとめられていますが国を富ませる為に教員や大学進学者の徴兵猶予・除外していた制度が軍によって崩されたというのは当たらず「不幸の均霑」が最終的に学徒動員に到っている。建前としての国民皆兵とその実態としての低い徴兵率(陸軍にとっては母集団は大きくして、その中で兵士を選抜し更に下士官を選ぶという事を望んでいた)と徴兵者と家族の負担の大きさや特権に見える猶予者の問題が負の感情を蓄積した印象強い。

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