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花街 遊興空間の近代 講談社学術文庫

加藤政洋

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065373583
ISBN 10 : 4065373581
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「紅灯の巷」に渦巻くあまりに人間的な欲望ーー。
東京、大阪、鹿児島‥‥長野、和歌山、鳥取、富山、神戸‥‥全国の「花街」誕生の経緯を辿ることで明かされる、近代都市形成の秘密!

[目次]
はじめに
第一章 花街の立地と形態
1 遊廓と花街
2 地図のなかの花街
3 花街の空間的類型
第二章 城下町都市の空隙、市街地化のフロンティア
1 和歌山城丸の内の再開発
2 鳥取藩主の庭園《衆楽園》
3 富山藩主の別邸《千歳御殿》
4 「にごりえ」のあとさき
5 鹿児島の墓地再開発
6 神戸市近郊の《西新開地》
7 再び「新開町」をめぐって
第三章 近代東京における地区指定の転回
1 江戸‐東京の「慣例地」
2 《白山》の指定と開発のはじまり
3 大正期の地区指定
4 昭和初年の「置土産」
5 ウォーターフロントの花街
第四章 近代大阪における新地開発
1 岸本水府の花街案内
2 江戸から明治へ
3 新遊廓《飛田》の誕生
4 《今里新地》の開発
5 新地の開発史
第五章 謎の赤線を追ってーー鹿児島近郊の近代史
1 消えた遊廓と謎の赤線
2 都市近郊の近代
3 近郊の名所とメディア・イベント
おわりに
文献一覧
図表出典一覧
花街関連用語集

【著者紹介】
加藤政洋 : 1972年、長野県生まれ。立命館大学文学部教授。専門は人文地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • shonborism

    近代以降の花街と遊廓の成り立ちを描く。タイトルで購入したが、こないだ読んだ新書『大阪』の著者の先生だった。特に維新直後の再開発や、地元利権者の請願によって花街が成立していくさまが興味深い。

  • Ta283

    明治から戦後すぐまでの花街の歴史、地域によって色々あったようだ

  • panku2

    主に明治期から戦前にかけての花街史。都市を発展させる役割を担った各地の花街について書かれている。娼妓ではなく芸妓にスポットが当たっているのも嬉しい。用語集が付いているのもありがたかった。おもしろかったです。

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