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ネットいじめの構造と対処・予防

加納寛子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760830367
ISBN 10 : 4760830367
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

事態の把握と解決、そして再発の阻止へ―ソーシャルメディアの普及とともに蔓延するネットいじめの理論的背景と構造を、心理学・教育学・社会学の視点から明らかにし、対処と予防の方策を提案する。

目次 : 第1部 ネットいじめの構造(緊急座談会:高校生とその保護者が語る、ネットいじめのリアリティ/ ネットいじめとは/ ネットいじめの特異性)/ 第2部 ネットいじめへの対応と予防(ネットいじめへの対処/ ネットいじめの予防/ 『学び合い』によるネットいじめの解消)/ 第3部 ネットいじめ―事例と分析・対策(対談:ネットいじめ対策の枠組みをどうつくるか?/ インターネットを用いたいじめや迫害をめぐる諸問題―「延長された表現形」として増幅させるブースター効果/ 対談:ネットいじめから新しい時代を構想する)

【著者紹介】
加納寛子 : 1971年、岐阜県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程修了、早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士後期課程単位取得退学。現在、山形大学基盤教育院准教授。心理検査士。インターネットやスマートフォン、ヒューマノイドロボットなど新しいIoT(Internet of Things)と人の関係、情報の信憑性を判断する力やインターネット上での心理・行動分析について研究。Mixi上で10年ほどネットいじめ相談窓口を開いていたほか、個人や学校からのいじめや誹謗中傷などに関する個別の相談に応じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Masashi Taniguchi

    「協調性」と言う名の過度の同調圧力がいじめを生み出し、ネットがそれをブーストさせるという内藤先生の話は納得。学校を強制的にベタベタさせる閉鎖空間と捉えているが、一面では的を得ている。自分が学生の頃も同じ息苦しさを感じてたなぁと。いずれにせよ、ネットは通信の一形態。ネットがどのような形で人間関係を拡張させるかという観点が重要と感じた。

  • Ánië Tasartir

    客観的データと鋭い感覚を両輪に、ぶれない決意でぐんぐん進む文章に説得力がありました。仕事で必要だったので読みましたが、とても啓蒙されました。心理学・教育学・社会学それぞれの視点が明瞭で、問題がくっきりと立体的に見えてきます。

  • ジョルジオ鈴木

    ★★ 初心者にもわかる非常に良い構造

  • ジム

    日本にいてこれほど子育てが困難になると誰が予想しただろうか。お隣の国を笑えなくなりそうだ。

  • 鵜殿篤

    著者の加納・内藤・西川で、いっていることが相当違っていて、どうしていいのか、よく分からないところではある。 西川は「学び合い」が大切だと主張している。教科教育で子どもたちの自発的な学び合いをさせると、いじめもなくなっていくと言う。 一方の内藤は、学級という閉鎖空間そのものがいじめの温床だと言う。「みんな」という同調圧力の下では、自律的な人間ほどいじめの対象になると言う。 というわけで、西川と内藤で、まるで言っていることが違うのだった。まあ、いいけど。

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