今回は世界観の解説というかキャラクターの顔見せ的展開が多い。ちょっと説明不足な点も多い気がするが気にならないくらい面白い。主人公の能力の特異性を最後らへんで示しつつも次巻に続く。

本格的に吸血鬼関連の話が登場してきますね。それとわりと組織内での役割があやふやだった主人公にようやく明確な役割が出てきます。

わりとどころではなく物騒な日常回とアサイラムに囚われたメンバーの登場。狂った世界観を見せつつも人情味を感じさせています。

比較的人間に近い価値観を獲得してしまった超越者の悲哀とか調子に乗った新人がイキったせいで街の洗礼を受けて酷いことになっちゃう話とか。世界観がにじみ出ててよし。

主人公と新しくできたお友達の友情と別れと再開とか、仕事が忙しすぎて授業参観に行けない親御さんが無理して授業参観にいく話×2である。子供の気持ちもよく分かるわー。

相変わらずの狂った日常回、それと今まであんまり詳細な話が出てこなかった人狼の話とか。日本のヤクザがこの狂った街に進出しようとするのはちょっと無理があるぞ。

超微細な世界と超巨大な世界が交わる混沌としたスケールのお話。どこかのSFで読んだような世界観をくっつけたような印象を与える。

ニューヨークがこの狂ったヘルサレムズ・ロットに変貌する際の話。あの当時にやり残した色々をなんとかうまく片付けてEND。とはいえ、あの当時になにが起きたのかの全容は未だ不明だが。