Product Details
ISBN 10 : 4759201238
Content Description
部落問題と向きあっている若者たちが、どのように部落問題と出合い、どのような経験をし、今どのようなことを考えているのか、そしてどのように未来を展望しているのか。部落の若者たちのインタビュー集。
部落出身者といっても多様性があり、ひとりとして同じ人はいない。しかし、社会のなかでは「部落の人」というカテゴリーのみでとらえられてしまい、しかも否定的に評価されてしまうことがある。他方でマイノリティによる社会運動は、社会に自分たちの要求を認めさせるために団結・連帯を必要とする。それゆえに一枚岩の団結が優先され、個々の多様性を表出させることが困難になる傾向がある。それは、部落解放運動においても例外ではない。
こうした傾向に対して、一人ひとりに自分の人生があり、さまざまな課題と向きあいながら生きているという若者たちのすがたを提示する。
本書は2009年から雑誌『部落解放』で不定期的に連載してきた特集「部落問題と向きあう若者たち」のうち、2016年から2022年分を単行本としてまとめた第二弾。
【著者紹介】
内田龍史 : 1976年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科人間行動学専攻社会学専修修了。博士(文学)。尚絅学院大学総合人間科学部現代社会学科講師、准教授、教授を経て、関西大学社会学部教授。専門は社会学、部落問題論、マジョリティ‐マイノリティ集団関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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