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なきすぎてはいけない

内田麟太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265070237
ISBN 10 : 426507023X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

亡くなったものは、誰も生きているものの幸せを祈っている。ただそれだけを…。誰もが経験する大切な人との「お別れの日」。内田麟太郎がすべての人に贈る、せつなくてやさしさあふれる絵本。

【著者紹介】
内田麟太郎 : 1941年、福岡県大牟田市に生まれる

たかすかずみ : 1957年、福岡県北九州市に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 新地学@児童書病発動中

    死んだおじいちゃんが孫に語りかける絵本。パステル調の絵が美しく、柔らかなおじいちゃんの語り口にぴったりだ。「なくなったものは だれも いきているものの しあわせをいのっている」というおじいちゃんの言葉が心に沁みる。人間の命の絆は死で断ち切られるものではない、確信させてくれる。この絵本を読むことで、亡くなった人との絆を深められると思う。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    亡くなったものは誰も、生きているものの幸せを祈っている。ただそれだけを……。【風】になった祖父は孫へ一篇のメッセージを残します。祖父が亡くなったことをまだ知らない孫はきっと泣くでしょう。でも泣きすぎてはいけない。孫の笑顔を愛していたから。メッセージの全部を分からなくてもいい。孫には時間はたっぷりあるから、いつか孫が祖父の年齢になる頃、いのちのバトンを預かっていたことを思い出せばそれでいい。優しいだけではない。このバトンは決して軽いものではないのだから。淡いパステルの絵に癒やされます。2009年5月初版。

  • 紫綺

    四月に読んだアイリーニ サヴィデス作「もういいかい?」と同じく、おじいさんへの優しさ、受け継がれる心が描かれている。何とも清々しい。たかすかずみさんの画は優しくてとてもお気に入り。他の作品も探そう♪

  • masa@レビューお休み中

    「ないてもいいけど なきすぎてはいけない」何度も繰り返し出てくる言葉。この言葉にすべて集約されているような気がする。悲しいときは泣いてもいい、つらいときも泣いてもいい。でも、泣きすぎてはいけない。際限なく泣く行為は、出口を求めて必死にもがく行為なのかもしれない。一度、踏み入れてしまうと後戻りすることはできない。限界を超える悲しみは経験しないで欲しい…そんなやさしい愛に包まれた言葉なのかもしれない。うん、きっとそうにちがいない。

  • おくちゃん👶柳緑花紅

    涙がにじむ。おじいさんに自分を当てはめて読んだから。可愛い孫と重ねた時間と思い出のあれこれ。私は今ひとりの孫とたった二年半の歴史だけ。別れは命を終えたとき。涙を浮かべる私に作中のおじいさんが「ないてもいいけどなきすぎてはいけない」と優しく声をかけてくれた。愛しい愛しい孫へのメッセージ。

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