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ISBN 10 : 4022952725
Content Description
天皇や大臣は何を遺そうとしたのか。皇統の確立と摂関家の成立にはどんな関係があるのか。御遺誡と呼ばれる史料がある。遺詔や遺言とは異なり、多くは子孫や門下などの後人に遺した訓戒である。そのほとんどはいつしか失われてしまい、あらたな嫡流となった人物の「御遺誡」だけが後世まで残された。平安時代の皇位や摂関の継承、さらには時代の深層に迫り得る史料として近年、注目されている。日本古代政治史の大家が、五つの御遺誡を通して案内する奥深い古典世界。
目次 : 第1章 嵯峨天皇と『嵯峨遺誡』(嵯峨天皇と皇位継承/ 『嵯峨遺誡』の内容/ 嵯峨天皇と『嵯峨遺誡』)/ 第2章 宇多天皇と『寛平御遺誡』(皇統交替と宇多・醍醐天皇/ 『寛平御遺誡』の内容/ 宇多天皇と『寛平御遺誡』)/ 第3章 菅原道真と『菅家遺誡』(菅原道真の功罪/ 『菅家遺誡』の内容/ 菅原道真と『菅家遺誡』)/ 第4章 醍醐天皇と『延喜御遺誡』(宇多・醍醐皇統の確立と朱雀天皇/ 『延喜御遺誡』の内容/ 醍醐天皇と『延喜御遺誡』)/ 第5章 藤原師輔と『九条右丞相遺誡』(小野宮流・九条流と藤原師輔/ 『九条右丞相遺誡』の内容/ 藤原師輔と『九条右丞相遺誡』)
【著者紹介】
倉本一宏 : 歴史学者。1958年、三重県津市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は日本古代政治史、古記録学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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よっち
読了日:2024/07/07
Toska
読了日:2024/11/01
石光 真
読了日:2025/02/04
時雨
読了日:2024/09/30
読書記録(2018/10〜)
読了日:2025/09/24
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