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犬を盗む

佐藤青南

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408538143
ISBN 10 : 4408538140
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

殺人現場に残された愛犬の痕跡。真実を知るのは、その瞳だけ。

【著者紹介】
佐藤青南 : 1975年長崎生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2011年同作でデビュー。2016年『白バイガール』で第2回神奈川本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    王様のブランチBOOKコーナーで紹介されたので、読みました。佐藤 青南、初読です。ワンコユーモアミステリかと思いきや、シリアスな社会派ミステリの佳作でした。 https://j-nbooks.jp/novel/columnDetail.php?cKey=192

  • fwhd8325

    私にとって相性のいい作家さんだと思います。今まではずれた記憶がありません。今回も二転三転と楽しませていただきました。主人公は犬。犬は純粋な動物なんだと思いました。きっと佐藤さんは、犬が大好きなんだろう。面白い作品でした。

  • エピファネイア

    佐藤青南さん初読み。このミステリーがすごい大賞の優秀賞をきっかけに頭角を現した作家さん。犬を散歩させているのをよく目撃されていた裕福な老婆が殺されているのが見つかる。現場には犬はいなかった。すでに亡くなっていたのか、あるいは連れ去られたのか。犬好きとしては「犬を盗む」というタイトルに心がざわつく。「シロ」、「ショコラ」など多くの犬が出てくるが「ムサシ」が辿った運命のあまりの衝撃に言葉が出ない。「シロ」には幸せになってほしい。各章の冒頭で語られるシロの独白がいいな。我が家の犬が何を呟いてるのか聞いてみたい。

  • はにこ

    サイレント・ヴォイスの作者と気づかずに突入。老婆の殺人事件を犬の方面から探し出す。時々描かれる犬目線が面白い。うちの猫も私を「私」という名前で認識しているのかなw殺人事件から多頭飼育崩壊やネットによる中傷など現代の闇にも焦点が当てられる。そして老婆殺害の犯人にまんまとやられた。しっかりとしたミステリーだった。

  • モルク

    高齢の資産家女性が殺された。彼女が飼っていた白いチワワは1年前に死んでいたが…。コンビニで夜間バイトをする松本はアパートでチワワシロを飼い始める。バイトの後輩鶴崎は松本の過去の事件を取材するフリーライター。彼に近づき犬の散歩を申し出る。各章の初めに犬目線の語りが入り真相の鍵となる。そこにミステリー作家真紀が掻き回す。全てを見ていたシロ。臆病でなかなか人になつかないシロがなぜ松本や鶴崎になついたのか、そして松本の過去の事件の真相もわかり松本とシロの生活が穏やかに続くことを祈る。しかし松本の父と真紀は許せん。

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