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ISBN 10 : 4480097678
Content Description
湯女―風呂屋に召し抱えられ、客の垢をかき、戯れながら世間話をし、ときには売春も行なった女たち。吉原の遊女の地位を一時は脅かすほどに、江戸の町を賑わせた彼女らを描いた一枚の絵がある。作者不明、来歴未詳のその絵にはどんな謎が秘められているのか?いまは失われた、視線の先に描かれていたものとはいったい何か?誰が、なぜこんな絵を描いたのか?浮世絵が花開き、女の絵姿が男たちの欲望を満たすようになる直前に描かれた、謎めいた絵画を分析し、復原し、甦らせる。約60点の図版を駆使し、従来の解釈を覆す画期的な視点を提示した快著。待望の文庫化。
目次 : 序 彼女らはどこから来たか。彼女らは何者か。彼女らはどこへ行くのか。/ 1 湯女図が湯女図であること/ 2 分析と復原/ 3 どんな画家が描いたのか/ 4 歴史の中の湯女たち/ 5 歩み去る者、見返す者/ 湯女風呂関係史料
【著者紹介】
佐藤康宏 : 1955年生まれ。美術史学者。東京国立博物館学芸部資料課文部技官、文化庁文化財保護部美術工芸課文化財調査官を歴任し、現在東京大学教授。室町時代から江戸時代初期にかけての風俗画や、若冲・蕭白と南画を中心とする江戸時代絵画を専門とする。絵画に隠された意味の構造を読み解き、美術作品と社会状況との関連を追う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ぽっぽママ
読了日:2017/10/17
Yoko Narano
読了日:2017/06/20
おはじき
読了日:2023/10/31
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