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学歴狂の詩

佐川恭一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087881127
ISBN 10 : 4087881121
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あまりの面白さに一気読み!
受験生も、かつて受験生だった人も、
みんな読むべき異形の青春記。
――森見登美彦さん(京大卒小説家)

ものすごくキモくて、ありえないほど懐かしい。
――ベテランちさん(東大医学部YouTuber)


なぜ我々は〈学歴〉に囚われるのか?
京大卒エリートから転落した奇才が放つ、笑いと狂気の学歴ノンフィクション!

==========
がくれき-きょう【学歴狂】
〔名〕東大文一原理主義者、数学ブンブン丸、極限坊主、非リア王など、
偏差値や大学名に異様な執念を持つ人間たち。
==========

【目次】
第1章 〈田舎の神童〉の作り方
第2章 「こんなんもう手の運動やん」とつぶやいた〈天才〉濱慎平
第3章 〈東大文一原理主義者〉内山とスーパー学歴タイム
第4章 〈伝説の英語教師〉宮坂の恐怖政治
第5章 〈努力界の巨匠〉菅井が教えてくれたもの
第6章 ノートにappleと延々書き続ける〈大物受験生〉永森
第7章 京大生のヌルすぎる就職活動
第8章 佐川恭一以来の神童と呼ばれる〈後継者〉国崎くん
第9章 〈二浪のアニオタ〉柴原が深淵をつづった詩集
第10章 〈数学ブンブン丸〉片平のあまりに危険な戦法
第11章 神戸大学志望を貫いた〈足るを知る男〉本田
第12章 「二十時間勉強法」ですべてを突破した〈極限坊主〉野々宮
第13章 〈別次元の頭脳〉で学問の面白さを教えてくれた中村さん
第14章 『ルックバック』で思い出す〈神童覚醒前夜の親友〉大城
第15章 マウント柔術の使い手〈非リア王〉遠藤
第16章 京大卒無職〈哲人王〉栗山
おわりに

【著者紹介】
佐川恭一 : 1985年、滋賀県生まれ。京都大学文学部卒業。2011年「終わりなき不在」で第3回日本文学館出版大賞ノベル部門を受賞。19年「踊る阿呆」で第2回阿波しらさぎ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • trazom

    我が故郷・滋賀県出身の作家の本だからと手にしたが、余りにも不愉快で、何度、途中で投げ出そうとしたことか…。子供の頃に神童と呼ばれ、有名進学校から京大に入学した自身を振り返り、受験に囚われ学歴に拘って生きる人たちの群像を描き出す。戯画化してはいるが、随所に差別意識や選民意識が剥き出しになっていて何とも醜い。東大の蓮實総長は入学式で「入学試験の合格という過去からの解放」として、受験の栄光や学歴にしがみ付くなと新入生に訴えた。なのに、大人になっても、まだ、こんな思い出を文章にして悦に入っている人がいるとは…。

  • 昼寝ねこ

    公立中学校から有名私立高校を経て京都大学に進学した著者が出会った天才秀才(もしくは狂人)たちを綴った学歴厨エッセイ。ほぼ自伝だと思う。私は最近YouTubeのwakatte.tvを拝見するので学歴厨のことがなんとなくわかる。この本に出てくる超進学校男子の実態は特殊すぎて一般レベルの男子校とはかなり違うような気もする。肝心の本の内容は学歴に興味のない人にはどこが面白いのかサッパリわからないだろう。受験生に役立つかどうかも疑問だ。時にはこういう学歴至上の世界で拗らせた青春群像を生温かい目で楽しんであげたい。

  • 道楽モン

    東大・京大・公立医大合格を至上の目標とする高偏差値男子校の生徒たちの精神性が、ここまで壮大にズッコケているとは。努力で偏差値を上げることが人間の価値向上とイコールだという思い込みが、彼らの世界では常識らしい。思春期と重なるぶん、その大いなる勘違いは偏差値至上主義者にありがちな落とし穴であり、全能感を増長させる元凶ともいえる。奇人変人に見えても本物の天才ではない証拠に、就職後は企業内や省庁内の出世競争に意識が全振りされる。大人への階段、踏み外してるよなあ……と、他人事だからこそ笑えてしまう。悲劇の一種かも。

  • R

    学歴ファイターという種族の姿を描いた実録。地元の田舎で神童とうたわれ進学校にて出会う、本当の天才や変な奴のあれこれを書きつつ、その当時の自身の生きざまを赤裸々に綴っていて面白い。偏差値の高いヤンキーの集まりというのは腑に落ちるところながら、傲岸さや人間性というものと学力と呼ばれるものはリンクしないことがよくわかる話しばかりで納得だった。描きようによっては芥川賞になりそうな題材を与太話しとして消耗してしまう本だけど、そこが良いと思えた。

  • harass

    軽く読めるものを探していて手に取る。滋賀の田舎町出身でちょっと勉強ができて神童と言われた著者は、名門男子進学校に入学するのだが… ネットで連載されていたエッセイ。学歴至上主義をこじらせた、奇人変人たちのエピソードの数々。たかが学歴というが、やはり就職では高学歴は強いのは確かと著者。レトリックにも、現実にも笑ってしまった。おすすめ。

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