Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 夢追人００９

  読了日：2023/02/25

  伏尾美紀さんの女性警察官・沢村シリーズの第２作は前作とガラリと変わり大学の女性学長を狙ったと思われる爆弾テロ事件がメインの派手にスケールアップします。沢村は男性刑事の育休や病気の為に何と班長を任されて若輩ながらチームを引っ張る立場になってしまいますが、きっと彼女はプレッシャーがかかればかかるほど逆に燃えて沈着冷静に決して驕らず男性に伍して活躍しチームプレイで取り組む堂々たる適役だと思えますね。確かに題名がストレート過ぎる面はありますが、私は著者の描くドラマチックなドキュメンタリータッチの作風を評価します。

• starbro

  読了日：2023/03/01

  ３月の第一作は、第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』のシリーズ2作目、伏尾 美紀、２作目です。本書は、ガラスの天井、ジェンダーバイアスミステリ、哀しい数学の狂女王物語でした。前作よりも楽しめましたので、今後も期待です。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000368623

• パトラッシュ

  読了日：2023/02/17

  正直ミステリとしては今ひとつ。題名から理系女性が絡む事件と推測できるし、爆弾テロで捜査される容疑者側は個性に乏しいありがちな面々ばかり。最後に判明する真犯人の動機が実にくだらなく、カタルシスのかけらもない。しかし、解決に邁進する沢村依里子率いる捜査陣の活躍は面白い。道警内の派閥抗争に用心しながら期限付きで犯人の目星をつけねばならず、内に巣食うスパイも摘発せねばならない二重三重に枷をはめられた状況下でも仲間を信じ、考え抜いて真相に肉薄する沢村は確かにヒロインだった。魅力的な探偵には魅力的な事件をと求めたい。

• ﾓﾙｸ

  読了日：2023/11/07

  「北緯45度のコールドケース」の続編。博士号を持つ刑事沢村依理子は新設の大学院大学で起こった爆破事件を担当するため捜査一課に異動、突然班長を任せられるが…彼女の立ち位置、班員たちとの距離と彼女の戸惑いが微妙に絡む。男女平等が叫ばれて久しいがやはり女が上に立つのを好まない輩もいる。さらに昔は女が四年制大学ましてや理系などというと、就職先がない、結婚が遅れる、できないと言われる全く理不尽な時代があった。その時代に研究者だった女性の歯がゆさはわかる。そしてそれがあの執念に通ずるとは…。今後も沢村の活躍を見たい。

• イケメンつんちゃ

  読了日：2024/09/14

  夜に駆ける カーラジオから流れる ご機嫌なナンバー ノリノリで聴いてたら 後ろからボソッ 恐る恐る バックミラーに写る 性格の悪い女 面白かった 単行本を読んでみました 飛龍十番勝負 第十九弾 今回は伏尾美紀先生 やり投げの図書館司書 フの段の他の作家さんのところに 表紙は耳が痛い奴 ライトなプロット ここには 三人の大キライな奴が 本当に腹が立つ 人の意見は全く馬鹿にして 自分は長々と正しいと思っている輩 アカデミックハラスメント ハラスメントだらけの現状は悲劇 裏エピソードは儚くて悲しかった 札幌記念

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