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ISBN 10 : 4130104179
Content Description
ライシテの批判精神とリベラルなイスラームの信仰実践、その共存を目指す思想を日本でいかに受けとるか。フランスのムスリム哲学者アブデヌール・ビダール氏による「イスラーム世界への公開書簡」完全版を収録。宗教と世俗、西洋とイスラーム、ナショナリズムや格差…対立を連帯へと組み替え、危機に立ち向かうための鍵を探る。
目次 : イスラーム世界への公開書簡/ 第1部 他者をつなぐ開かれた想像力(対話の扉を開く―イスラーム、フランス、日本/ 「イスラーム世界への公開書簡」をめぐって―イスラームを蝕む悪の根を突き止めるための呼びかけ/ イスラームの世俗化の起源と現代の時代相―日本の視点から/ 宗教からの脱出、世俗からの脱出―Sortir de la religion,sortir du s´ecularisme)/ 第2部 危機の時代のスピリチュアリティ(スピリチュアリティを新たに活かす/ 神の死後のスピリチュアリティの行方―ムハンマド・イクバールから見たイスラームと西洋の危機/ 鈴木大拙の「霊性」―二つの危機の時代を通して/ キリスト教の破砕/燦めき―現代カトリックの危機とミシェル・ド・セルトー)/ 現在進行形の危機と向き合う
【著者紹介】
伊達聖伸 : 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授、専門は宗教学
アブデヌール・ビダール : フランスのムスリム哲学者、パリ高等研究実習院「社会・宗教・ライシテ研究グループ」研究員、専門は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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