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イドコロをつくる 乱世で正気を失わないための暮らし方

伊藤洋志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784487811151
ISBN 10 : 4487811155
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

縁側を自作する、近所の公園を使いこなす、銭湯に行く、行きつけのお店を大事にする、お気に入りの散歩道を見つける、趣味をつくる、一人で自然を眺める、仕事仲間、生活共同体、親しい友人を手入れする…現代において正気を失わないために各人が意識的に確保したい「イドコロ」を思考の免疫系という考え方で提案。不安の感染を防ぎ、思考の健康さを保つ。個人でできる小さい広場のつくり方、見つけ方。

目次 : 序 「イドコロ」の必要性/ 第1章 「イドコロ」とは何か(「イドコロ」は思考の免疫系の構成要素/ 正気を失わせる圧力を認識しよう ほか)/ 第2章 「イドコロ」をどのようにつくったらよいか(思考の免疫系としての「イドコロ」を育てる/ 趣味の見つけ方は仕事よりも簡単ではない ほか)/ 第3章 「イドコロ」の息吹(実践例)(生活共同体を兼ねたイベントスペース「下馬士間の家」―都心でできるだけボロい家を直して使い倒す/ 自主運営の仕事場「スタジオ4」―仕事場は自分でつくる ほか)/ 第4章 「イドコロ」は思考の免疫系を構成する(人はなぜイドコロを必要とするのか/ イドコロ不足で生まれるストレスは世の中に放出される ほか)

【著者紹介】
伊藤洋志 : 1979年生まれ。香川県丸亀市出身。京都大学にて農学・森林科学を専攻し修士号(農学)取得後、零細企業の創業に従事し肌荒れで退職。以後、養生期間を経て自営業。頭と体が丈夫になってついでに公正な社会環境づくりにつながる、大資本を必要としない仕事と活動をナリワイ(生業)と定義し研究と実践に取り組む。教育活動として静岡県立大学「キャリア形成概論」講師、丸亀市リノベーションまちづくり構想検討会議副委員長など大学のキャリア教育や各地の起業プログラム講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パフちゃん@かのん変更

    自然系イドコロ(家族とか、親しい友人、仕事仲間など)。獲得系イドコロ(趣味の集まり、気に入った店など)。気に入った公園や気に入った風呂を探そう。などなど・・・

  • がみ

    本書では、家族や職場といった生活の中で自ずと生じる「自然系イドコロ」と、趣味や公共空間、お店といった「獲得系イドコロ」の2つに社会生活の場を分類している。それらを複数持つことで人は正気を失わずに暮らすことができるというのが著者の主張だ。 日頃通える小さいお店や文明から離れて一人になれる空間を持つことで色んなアイディアやアドバイスを得ることができ、自分の考えが偏っていないか再認識することができる。 人は簡単に狂うし間違った方向に進んでしまう。そんな時にふと立ち止まれる「イドコロ」が今、社会に求められている。

  • 魚京童!

    お金があればあるほど、人は孤独になり、責任が増え、孤立する。お金がなければ、誰かと一緒にやらなければならないから、連携する必要がある。人間がどうあるべきかはわからないけど、コンクリートマンションに閉じ込められてこうして書いているのは悪くない。人と接触したところで、世界は変わらないし、心が疲れてしまう。運動は気持ちがいいのに、疲れてしまう。疲れることで強くなる。疲れるって面白い考え方だよね。なんで寝るんだろうね。そんなことを思ったりするけど、もう一歩踏み出すこともない。そうだよね。でももういいかなっておもっ

  • おおにし

    イドコロとは人々が一緒にいられる淀みである。コミュニティのような秩序を持たない、人々が対等に存在できる場である。乱世の現在は自分の意識だけに頼ると正気を失いやすい。正気を保つためにはイドコロに居合わせた人たちが助け合う状況が必要であると著者は言う。大げさだと思う人がいるかもしれないが、最近の首相会見などをTVで見ていると、気が狂いそうになることがしばしばある。イドコロつくりが私の急務である。

  • SNSに縛られない、コミュニティに囚われない"居所"作り。難しそう…に思うけど、まずは近場の、ゆる楽しいスポットを探してみよう。 例えば「お花見」も、イドコロのヒントになるらしい…🌸▼#読書会 も"イドコロ"のつくり方のひとつとして紹介。また、読む時間や空間、知り合いとの感想の共有がイドコロになる、なんて記述が。著者さんの掲げる条件には全然届いてないと思うけど、これからもっと良くしていきたい。やってもらうだけじゃなく、助け合って何か作る充実感、は先月参加したお好み焼きパーティーを思い出す!笑

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