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広益体 妖怪普及史

伊藤慎吾

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585320401
ISBN 10 : 4585320407
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代一般に認識されている妖怪のイメージはいつどのように形成され、
どのように普及してきたのか。
それは自然の流れだったのか、恣意的なものだったのか。
妖怪を探し出した「研究者と妖怪」、それを普及させた「紹介者と妖怪」、
そして新たに創作をしていく「創作者と妖怪」という3つの視点から、多角的に考察。
近年ブームとなっている妖怪本とは一線を画し、
妖怪学のウラに潜む、「妖怪の情報」の流れを多彩な切り口で徹底追跡!!

2024年2月までに刊行された書籍から妖怪に関する1111冊を選定した
「妖怪ブックガイド1111」も付す。
大好評『列伝体 妖怪学前史』(2021年刊行)に続く第2弾!!

?小松和彦氏、推薦!?==========================
妖怪は増殖・変容し続けている。それはなぜか? その蔭に、妖怪に心ひかれる、研究者・紹介者・創作者の絶え間ない活躍があるからだ。変貌して止まない妖怪文化の「普及」の担い手である彼らは、じつは妖怪の「親」たちでもであった。相互に関連する彼らの複雑で奥深い思索の足跡を、妖怪に寄り添いつつ、優しくしかも冷静な眼差しで解き明かした本書は、妖怪研究が新しい段階に入ったことを告げる、妖怪関係者必読の書である。
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 於千代

    妖怪それ自体というよりも、妖怪のイメージがどう形成され、どう広まっていったのかに焦点を当てた一冊。 女性セブンなどの女性週刊誌に妖怪特集が掲載されいた時期があったというのは衝撃。 また、うすうす感じていたが、水木しげるの影響力はやはり絶大。たとえば、がしゃどくろは歌川国芳の浮世絵などで描かれた巨大な骸骨のイメージだったが、このイメージが定着した背景にも水木しげるの存在があったという指摘には驚かされた。

  • gero

    妖怪の総大将ぬらりひょん、幸せをもたらす座敷わらし、UMAわいら、隙あらば魂をうばおうとするうわんやすねこすり。大人になって色々読めるようになると原典の妖怪が知ってるものとだいぶ違っててびっくりします。もちろん元ネタと違ってても妖怪として間違いではありません。その世間への需要のされ方について多角的に論じた本です。民俗学が題材にしたのが50年代からで「妖怪」が世間に普及したのが60年代からと意外に浅いのに驚きます。そして研究が行き届いていない部分が非常に広いことにも。おかんじょろが無意味で好きです。

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