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萬葉集釋注 3(巻第5・巻第6)集英社文庫

伊藤博(国文学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087610123
ISBN 10 : 4087610128
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新元号「令和」の出典となった「梅花(うめのはな)の歌」三十二首の序文はこの巻の73ページに収録されております。

新元号「令和」の出典となったことで話題の万葉集。

戦後の万葉研究の第一人者にによる、初めての個人全注釈の文庫版。
隣接諸学との多様な交流の成果も踏まえた、現代万葉学の集大成。
一群の詩の背景、状況をいきいきと語る歌群ごとの釈注。
新鮮な感動を呼び起こす充実した内容。

奈良朝現代の歌人総出演の感がある今歌巻。
大伴旅人・山上憶良を中心とする筑紫歌壇の様相を伝える巻五には漢文作品との融合という新手法が出現、総作品数は一二五。巻六は聖武天皇即位以来の行幸歌・宴歌を中心とする一六二首から成る。



【著者紹介】
伊藤博 : 1925〜2003。長野県生まれ。1952年、京都大学文学部卒業。文学博士。筑波大学教授、共立女子大学教授などを歴任。万葉学会代表を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 月音

    「キターッ!」の巻第五。何がキタって山上憶良の「瓜食めば 子ども思ほゆ〜」と、『貧窮問答歌』(習ったねえ)。そして、“令和”の典拠となった『梅花の歌』!「瓜〜」について、その心は「(我が子が)食べちゃいたいほどかわいい♡」だと思っていたが、解説によると仏教にいう愛執の煩悩にとらわれる苦しみ、それが深いからこそ逆に言えば子は何より尊いという意だそう。藤原兼輔の「人の親の心はやみにあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」の歌が時を越え、憶良に和しているかのようだ。⇒続

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