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クローディア、 お前は廃墟を彷徨う暗闇の王妃 集英社オレンジ文庫

仲村つばき

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086804073
ISBN 10 : 4086804077
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

三人の兄姉弟による共同統治体制が敷かれる王国・イルバス。
きょうだいの中で最も優れた偉大な王であると自負する長兄アルバートだが、近頃は唯一懸念があった――世継ぎ問題である。
中間子ベアトリス、末弟サミュエルが身を固めつつある中、アルバートも後れを取るまいと花嫁探しに乗り出すことに。
条件はただひとつ、「誰よりも子を産める丈夫な女」。だが、お眼鏡にかなう理想の女性は中々舞踏会には現れず……。
一方、山奥の修道院のシスター・クローディアは、太陽のもとに出られない金色の片眼を持ち、また人並外れた怪力のため年頃の娘ながら「隠者」と呼ばれるような暮らしをしていた。
ある雨の夜、予期せぬ邂逅を果たしたクローディアとアルバートの運命は?
更には謎の老人率いる組織「赤の王冠」の暗躍により、イルバス、ニカヤ、カスティアをも巻き込む大いなる陰謀が動き出そうとしていて――!?


【著者紹介】
仲村つばき : 東京都出身。2012年、第14回エンターブレインえんため大賞ガールズノベルズ部門特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    三人兄弟の中で最も偉大な王であると自負する長兄アルバートは懸念する世継ぎ問題。ベアトリスやサミュエルに後れを取るまいと花嫁探しに乗り出す物語。条件は「誰よりも子を産める丈夫な女」なのに、なかなか現れない理想の女性。隠者と呼ばれるような暮らしをする山奥の修道院のシスター・クローディアは、ある意味対極とも思えるちょっとした変わった存在でしけど、だからこそ彼女の垣間見せる優しさと芯の強さにアルバートもやられちゃいましたか…でも鈍い彼女には彼も苦労しそうですね(苦笑)新展開や暗躍する動きも気になるところですが…。

  • らび

    これまでの【廃墟】シリーズにしては若干軽めのラブ重視でしたね。あのアルバートがシスタークローディアに手を焼くのは面白かったです。クローディアには全くそんなつもりはないのが余計に。青の陣営に王妃を迎え完結かと思えば、風雲急を告げる次回は兄妹が力を合わせ迎え撃つのでしょうか?

  • すがはら

    長男アルバートの回。色々と抱えて鬱屈してたクローディアにどんな経緯で惚れるのかなと思ってたけど、出会う前から勘が告げてたって、何それってなっちゃいました。俺様な王様はそのくらいでないと大事な局面で正しい選択が出来ないしね、という事でしょうか。クローディアに恋する乙女になってもらえなくて混乱しきりのお兄ちゃんが面白かった。王杖のウィルがいい性格してて好き。サミュエルに執着して狂っていたイザベラがクローディアに出会って病んだ心を修復出来たようで、本当に良かった。頼もしい義母になれそう。黒幕健在で不穏です。

  • ときわ

    廃墟シリーズ最初はベアトリスが相手を見つけ、次はサミュエルが決め、この3冊目は長兄アルバートが決めてめでたしめでたしになるだろう、なんて予想してたが少し違った。何でも自分の思い通りになると思い込んでいたアルバートだが上手がいた。自分が決めたって他人にはそれなりの意思がああることをアルバートが知ってもいい頃だ。まあそれは何とかなったけど、ここからが波乱の展開になりそうな感じ。あまりあっさり終わらせないで、過去の亡霊や他国との関係をじっくり描いてほしい。

  • ミド

    一番興味がなかった長兄王アルバートの恋愛話。オッドアイの怪力修道女と属性が多いけれど、まあお似合いなんじゃないかな。三人王の相手が出そろってみるとギャレットの印象が薄い。流れ的に次は赤の陣営の話のようだから、彼のエピソードがあるといいなあ。

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