Books

あのこ

今江祥智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776406754
ISBN 10 : 4776406756
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mana

    図書館本。1966年に作られた、独特なタッチと文体の、大人向けの絵本。舞台は戦時中、疎開先の村。馬と会話できるという女の子のお話。少し変わった女の子をはやしたて、からかうのは、どの時代も変わらず、なぜか現実に引き戻された。ずっと白い霧がかかったようなお話。絵が独特のタッチで切なく描かれていて、心をぎゅっと掴まれ、どこか遠くに放り投げられてしまったかのような感覚に陥った。

  • gtn

    真実を知ったのに切り出せないもどかしさ。そのため、犠牲になった子を生んでしまった後悔。歳を重ねても誤魔化しきれないことに気付く時がきっと来る。

  • エル・トポ

    宇野亜喜良の絵による絵本。黒地に銀の文字。町から疎開してきたあのこは、馬と話ができると言う。戦争に駆り出されなかった不具の馬。村の少年は、あのこが馬と話したことが分かっていても、庇えなかった。あのこが町に帰った日に、赤々と燃えた町。静かな、美しい絵本。

  • Naomi

    黒いページに白い文字が浮かび上がって、静かに物語が進みます。「わたし、馬と話ができるのよ・・・」あのこがそう言うので、いくさにひきだされていない馬と会うことになりました。擬音語や比喩が、やわらかくて、かわいくて、心が和みます。時々、はさまれている挿絵は、怖いくらいです。悲しく美しく響く絵本、1966年に理論社から発行され、その後改訂された作品を新たに復刊したものだそうです。

  • 遠い日

    初出は1966年。1985年の改訂を経ての新たな復刊。宇野亞喜良氏の凄みをたたえた絵が、読了後も脳裏から去らない。戦時中、疎開先での一触即発のぴりぴりした空気のなか、ファンタジックな発言で疎開組と地元組を向き合わせた不思議な「あのこ」。少し大人びたイメージの少女の内面を敏感に感じとる太郎。ことばに載せられていないことばがふたりを繋ぐ。透明感に溢れる世界は、暗くとも清い。黒の地に浮かぶことばと絵が、わたしを鷲掴みにする。

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