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彗星とさいごの竜

今井恭子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092893290
ISBN 10 : 4092893299
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

山また山の山奥の、そのまた奥の小さな沼で、地球さいごの竜の子どもがしずかにのんびり、くらしていた。そこへ人間の女の子がやってきて「あなたをさがしていた」というけれど、いったい、なんの用?

【著者紹介】
今井恭子 : 広島県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。『歩きだす夏』(学研)で、第12回小川未明文学賞大賞、『こんぴら狗』(くもん出版)で、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第58回日本児童文学者協会賞、第67回小学館児童出版文化賞を受賞。日本児童文学者協会会員。日本文藝家協会会員

佐竹美保 : 富山県生まれ。富山県立高岡工芸高校デザイン科を卒業後、上京。雑誌「奇想天外」で挿絵画家としてデビュー。SF・ファンタジーの分野で多数の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ☆よいこ

    児童書。ファンタジーかと思いきやまさかのSF▽山奥の沼の中で、竜は飛べない自分を卑下しふやけていた。ある日、取りの巣みたいな赤茶色の髪の毛で緑色の瞳をもち、色とりどりの水玉模様のシャツにピンクの花柄のブーツをはいた女の子アイリーンが現れる。アイリーンは竜をたたき起こし、甘い「お薬」をくれた。宇宙から彗星がやってきて地球に衝突するという。アイリーンは「あなた竜なんだから、飛べないわけがない」と竜を励まし、一緒に彗星まで飛んでいってほしいと頼む▽SFファンタジー。2023年6月刊

  • 遠い日

    飛べない最後の竜と、地球にぶつかる彗星を止めるミッションをひとりで遂行しようという活発な女の子、アイリーン。このふたりのぎくしゃくした会話とじれったいほどの竜の言い訳。全てアイリーン主導でもさもさと従う竜だったが、アイリーンも、彼女なりの孤独を抱えていた。次第に竜としてのプライドに目覚め、アイリーンとの友情を自覚していく竜の成長がすばらしかった。今井恭子さんのテキストはやっぱ理、すてきだ。佐竹美保さんのイラストとの相性もばっちり。

  • 頼ちゃん

    ほんの数日間のあっという間のお話だが、竜の気持ちが良かった。

  • 芦屋和音

    地球に衝突しようとしている彗星を食い止めるため、飛べない気弱な竜の元にある日突然やってきたのは……。ひとりぼっちだった竜の子が、強気な女の子・アイリーンと交流するうちに本来の竜の姿を取り戻してゆく。アイリーンの覚悟を知った竜の子が、最後の最後まで諦めずに立ち向かう姿には成長と勇気をもらえます。

  • 常葉

    図書館本。初読み作家さん。佐竹美保さんが絵を担当している本にハズレはない、飛べない竜の子とパワフルな女の子の冒険物語。世界が真実を知ったかどうかわからないが、ひとりと一匹の冒険は終わり、地球は守られた。彼女たちの友情が地球でも続くことを願って、ページを閉じた一冊。

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