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世界の歴史 11

井上浩一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122051577
ISBN 10 : 4122051576
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ビザンツ帝国が千年もの歴史を中世に刻むことができたのはなぜか。東欧諸国とロシアにおける、スラヴ民族の歩みと、民族紛争のもととなった複雑な地域性はいかにして形成されたのか。ビザンツとスラヴの知られざる中世史像を探る。

目次 : 第1部 ビザンツ―千年帝国のあゆみ(ビザンツ帝国への旅立ち/ 生まれ変わる帝国/ ビザンツ帝国の青春/ 栄光から危機へ/ 栄枯盛衰をきざむ帝国/ ビザンツ帝国の晩秋/ 歴史の旅を終えて)/ 第2部 スラヴ―その多様性の源泉(世界史の構成員としてのスラヴ人/ スラヴ人の登場/ スラヴの国家建設とキリスト教の受容/ 南東欧のスラヴ人/ 東中欧のスラヴ人/ ロシアの発展/ エピローグ―東欧世界の成立)

【著者紹介】
井上浩一 : 1947年、京都市に生まれる。71年、京都大学文学部卒業。76年、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪市立大学文学部助手・講師・助教授を経て、同大学大学院文学研究科教授。専攻はビザンツ帝国の政治と社会。皇帝・貴族から農民・市民にいたる諸階層が織りなす歴史の解明をめざしている

栗生沢猛夫 : 1944年、岩手県に生まれる。67年、一橋大学経済学部卒業。74年、北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。小樽商科大学教授、北海道大学文学部教授を経て、北海道大学名誉教授。専攻はロシア中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ピオリーヌ

    スラブ史においては知識が全くといっていい程無いので、とても為になる。第一次と第二次があるブルガリア帝国は突厥を彷彿とさせる。王としてカロヤンが登場するが、ふと琴欧洲を思い出す。(カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ)が本名。またビザンツ部分にもスラブ部分にもモンゴルが登場し、どちらにも多大な影響を与えたという。やはりモンゴル帝国は偉大なりの感を強くした。 ボヘミアに関しては神聖ローマ帝国の一員、ローマカトリックという事からスラブのイメージは薄かっただけに、これもまた新鮮。ヤン=フス、フス戦争の記述を

  • えとろん

    あまり扱われていないビザンツ(東ローマ)帝国とスラブ人の歴史。ビザンツは滅亡まで、スラブは「タタールのくびき」を脱するまでが述べられている。内容は通史中心で読みやすく、両者をつなぐギリシャ正教の重要性がよく見て取れる。

  • 組織液

    やっぱり井上先生の書く文本当に面白いですね。258ページの別れの演説泣きそうになりました。いやービザンツ史おもしろい…「スラヴ」とありますがマジャール人のハンガリーなどについてもそれなりの量で解説されています。まぁ広く浅くって感じですね。東欧史の入門書には最適だと思います。

  • coolflat

    テマ(軍管区)制について。ユスティニアヌスの時代まで、地方は属州に分けられ、行政権のみをもつ総督が統治しており、軍事指揮権は全く別系統になっていた。この属州統治体制に代わって現れたのが、テマ制だ。9世紀には、地方行政単位はテマと呼ばれ、各テマの長官が軍事権と行政権を持つという体制が確立した。ところでこのテマ制の起源が、アラブ人の侵入にあったというのが面白い。アラブの攻撃が長期に渡ったため、各軍団は元の駐屯地に戻らず、そのまま小アジアに定着した。その結果、それぞれの軍団の管轄地が、テマとして定着したという。

  • ソルト佐藤

    前半のビザンツ。著者の別の本よりも文化や人物に記載が多いので面白く読む。半分でも並みの本よりずっと厚いのだけれど(笑 後半のスラヴはあまり知らないので興味深くもあるが、各国の話がちょっぴりづつと印象が薄い。また、後半の著者は、二部構成なので、ビザンツとスラヴの係わり合いが書ききれなかった部分を嘆いてたけれども、ビザンツのときはまわりの異民族ひでーと思い、スラヴの時は、ビザンツひでーと思ったりもしたので、それなりに立体的に読めたような気もする。

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