Books

占領期 首相たちの新日本

五百旗頭真

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061598256
ISBN 10 : 4061598252
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

敗戦二日後に誕生した東久邇内閣を皮切りとして、七年後の占領統治の終焉までに、幣原、吉田、片山、芦田、再び吉田と五人の首相、六代の内閣が生まれた。眼前には、非軍事化、民主化、食糧難、新憲法制定等、難問が山積する。占領という未曾有の難局、苛烈をきわめるGHQの指令のもとで、日本再生の重責を担った歴代首相たちの事績と人間像に迫る。

目次 : 第1章 占領統治の受容―東久邇宮・皇族内閣/ 第2章 二人の君主―マッカーサーと天皇/ 第3章 平和国家への転生―「幣原外交」の成就/ 第4章 「よき敗者」―第一次吉田内閣/ 第5章 民主化改革の担い手―片山哲の革保連立政権/ 第6章 「中道」の火を消すな―芦田均の革保連立政権/ 第7章 保守政治による再生―吉田茂の季節

【著者紹介】
五百旗頭真 : 1943年兵庫県生まれ。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了。広島大学助教授、神戸大学教授などを経て、現在、防衛大学校校長。その間、ハーバード大学・ロンドン大学などの客員研究員。法学博士。専攻は政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • かんがく

    1945-51の短期間の動きを、首相5人を軸に詳述。教科書などでも深く描かれることが少ない、吉田以外の4人についても一章ずつを割いており、特に敗戦直後の国政を担当した東久邇と幣原を高く評価している。マッカーサーと天皇という占領期の二人の君主についても性格面にまで深掘りして描かれているが、一方で民衆への言及は少ない。次は占領期の民衆史について学んでいきたい。

  • フクロウ

    東久邇宮、幣原、吉田、片山、芦田、そして第二次吉田に至る、GHQ占領期の6代5人の首相について、生い立ち・背景を素描しつつ、日本国内及びGHQとの交渉・対立をさまざまなファクターを拾い上げながら記述していく。ところどころ五百旗頭自身の主観や断定が入るが、そこも面白い。東久邇宮はGHQの進駐受け入れと陸軍の内乱阻止(内乱発生時には討伐)、幣原は公職追放と憲法制定、吉田は経済再建、片山・芦田は結局独自色をあまり出せず、力を蓄えた吉田の再登板から講和条約に至る。

  • 辻井凌|つじー

    終戦から講和まで、占領されまだ希望が見えぬ日本の未来を背負った5人の首相の苦闘と生き様にせまった、リーダビリティあふれる学術本。とにかくぐいぐい読ませる。でも創作ではなく事実なのだ。歴史を通して「人間」を知る面白さが存分につまった今年のおすすめ。

  • バルジ

    戦後の5人の首相のパーソナリティに焦点を当てた良書。 幣原と吉田が高く評価されるが、総理大臣としての東久邇・片山・芦田への評価は辛い。(人間的な面での評価は悪くないのだが) 「改革には遅すぎ講和には早すぎた」故に政治目標を見失ってしまった芦田均の悲運さと、何故か状況が味方し自身の政治権力を強化出来た吉田茂があまりに対照的で、歴史のイタズラとはこういうものなかと考えてしまった。

  • Tomy

    「歴史は状況と個人が織りなす錦絵である。」(p5)という筆者の考えが見事に表現されている。「歴史における人間の尊厳」を占領期における5人の首相に見いだそうと、それぞれの首相が何を考えどう生きてきたのかが描かれている。所々小説を読んでいるような感覚にも陥った。五百旗頭先生は、改めて偉大な歴史家だなと再認識させられました。本書の趣旨とは直接関係ないが、東久邇はフランス語、幣原、吉田は英語、芦田は英語、フランス語の達人(芦田は博士号取得首相)であったということでいつの時代も語学は大事。俺もドイツ語頑張ろう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items