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オーリエラントの魔道師たち 創元推理文庫

乾石智子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488525057
ISBN 10 : 4488525059
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

注文を受けて粘土をこね、魔法を込めた焼き物に焼く「陶工魔道師」、女たちの密かな魔法組織を描く「闇を抱く」、死体を用いる姿なきプアダンの魔道師の復讐譚「黒蓮華」、そして魔道ならざる魔道を操るもうひとりの“夜の写本師”の物語「魔道写本師」。四つの異なる魔法を操る魔道師たちの物語を収録。単行本収録作の一篇をさしかえて贈る、著者の人気シリーズ初の短篇集文庫化。

【著者紹介】
乾石智子 : 山形県生まれ。山形大学卒業。1999年教育総研ファンタジー大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 眠る山猫屋

    そうか、どことなくタニス・リーさんのような目線を感じるからなのか。壮大精緻な世界観、時に無常な運命に翻弄される人々。物語の醍醐味を堪能。シニカルな陶工魔道師、密やかな魔女たちのネットワーク、暗殺魔道師の復讐、写本魔道師の冒険。それぞれの生い立ちが物語となる。それぞれが一冊の物語に価する充実さ。プアダンの暗殺魔道師の、どこか心を捨てきれない暗殺譚が悲しい。世界の端っこにさえ、こんな物語がある精密な世界観!

  • くたくた

    単行本から『紐結びの魔導師』を抜いて、『陶工魔導師』が追加されている。お話としては酸いも甘いも噛み分ける『陶工魔導師』が一番好きだが、まったくもって救いのない『黒蓮華』が黒々としているのにとても心惹かれた。(ラストにちょっと救われるけど。)『闇を抱く』は女たちの自衛の魔術アルアンテス。そしてもう一人の〈夜の写本師〉、イスルイールのやや若い頃のお話。イスルイールはやっぱり魅力的だった。にゃんこを蹴るのは人間だけ。至言。

  • うめ

    長編は濃厚で読み終えた後にしばし放心するのだけれど、今回の短編はより身近な感じ。4話それぞれ魔道も違えば出てくる人々の色合いも異なる。どれも好きすぎて一番が決められない!魔道師シリーズは、刊行順に読むのも良いけれど、この短編から入るのがもしかしたら一番、なのかもしれない。

  • 小夜風

    【所蔵】短編集。魔道師が美容師や医師のように日常に溶け込んでいるこの「オーリエラント」という世界にもう夢中です。しかもとてもバラエティーに富んだ魔道師たちで、次はどんな魔法が出てくるのかとワクワクしながら読みました。最後は巡りめぐって「夜の写本師」で、またシリーズ最初から読み直したくなりました。他人を恨んだり呪ったりすることはもちろん、ちょっとしたズルや悪事も、いつか自分に返ってくる。「人の不幸せなところは、本当に幸せなときにそれに気づかない」こと。このシリーズ、まだまだ続くみたいでとっても楽しみです。

  • 豆乳くま

    夜の写本師シリーズの短編集。人々の恨みや望みを叶える為焼物を焼く陶工魔道師、虐げられた女達を守り救う魔法使い、自分の村を殲滅させられ暗黒の力を萌芽させ成長した死の魔道師、そして写本師。どれも静かで昏くひっそりその負の代償を背負い魔法を遂行する。この世界観に浸り切りました。

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