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ISBN 10 : 4902387468
Content Description
ミラ・ジョヴォビッチの眼に宿る凄み! 半端でない動作のキレ! 類を見ないアクション映画『バイオハザード』シリーズを味わい尽くす!
コロナのパンデミックを想起させ、クローン技術の恐怖を娯楽に昇華させた一大スペクタクルの全貌を余すところなく解剖!全6作のあらすじに加え、著者のコメントをはさみながら楽しく読み進むことができる、娯楽映画評論の決定版!
本文より
『バイオハザード』では、T-ウイルスもクローンも、物語を構成する重要な要素である。しかもそのどちらもが、現実に存在し尚且つ実際的な恐怖を伴うものだからこそ、それらを根底に据えて展開される物語が、架空という枠を外れ、より身近でより実際味を帯びた出来事として、感知されるのだろう。だから面白いのだ。
全編の製作・脚本を担当したポール・W・S・アンダーソンが示したこの「脅威を内包した同時代性」という感覚ゆえに、シリーズの興趣が増したのは当然ながら、同時に彼はこの混迷を極めつつある現代を、人間としてどう生きなければならないのか、その示唆をも投げ掛けているのである。(中略)
時流が生んだ婀娜花(あだばな)には違いないかもしれないが、私は『バイオハザード』シリーズを、傑作と推すのである。(著者)
【著者紹介】
久保嘉之 : 1951年長崎県長崎市生まれ。県立長崎南高校卒業。中央大学文学部中退。ブティック勤務、タクシー会社勤務を経て、現在は嘱託社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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