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科学の方法

中谷宇吉郎著

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004160502
ISBN 10 : 4004160502
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1993
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おつまみ

    科学とは何かが書かれている本。測定の本質や誤差の定義など、理系の人が見ても、かなり納得できる本になっている。

  • zirou1984

    中谷宇吉郎と言えば『雪』が有名だけど、もしかしたらそれ以上に面白いと思える科学論入門書。中谷さんは科学を人間と自然との共同作業だと考えており、自然科学といえども自然の全てを知るべき学問ではないとその限界をきちんと見定めた上で、解ける問題をいかに観測し、理論化していくかについて話を進めていく。中でも数学についてが興味深く、「数学は人類の共有資産であり、個人の頭脳では到達し得られない所まで人間の思考を導いてくれるもの」という視点は目から鱗だった。こんなにも科学を人間的に感じられた経験は、他にないと言っていい。

  • なる

    世界で初の人工雪を作り出した科学者の中谷宇吉郎による科学の本、ということで科学の可能性についてを言及している本、だと勝手に予想しながら読みはじめたら、冒頭から「科学には限界がある」といういきなりの直球を投げつけてくる。科学になんでも期待するのではなく、どうあっても解析することのできない自然現象の中から人間が認識できる法則を見つけ出して研究するのが科学である、という、かなり俯瞰した考えの内容で理系でなくてもわかりやすい。測定についてかなりスペースを割いているのが面白い。仕事柄こういうのしっくりくるので。

  • おせきはん

    科学の本質を、わかりやすい言葉で論じています。新しい発見があっても全てがわかるわけではなく、科学にも限界があるとする謙虚さを忘れず、それでも再現可能な法則を追い求める姿勢は大切だと思います。

  • 白義

    見たものしか信じない、というような話はよくあるが、科学というのは見たものだけではなく、見えないもの、見たことがないものまでどう知っていくかという学問だ。再現可能、反復可能な実験といっても、自然界にはまだまだ再現困難なことも多ければ、再現しても完全に純粋な同一性を確保できないことも多い。それでも科学が普遍的な法則を探り当てるというのはどういうことなのか。人間にとって科学はいかなる意義と限界を持つのか。それを平易な言葉で、しかし並み居る科学哲学書より深いとこまで語った科学論の古典。60年前とは信じられない一冊

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