Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ヨミナガラ

  読了日：2014/08/10

  “大隆さんには「トラウマ」もある。障害を打ち明けると、級友から「『そんなんじゃないよ』と言われた」。発達障害の存在を否定されたと感じた。「普通のヤツに言っても無駄」” “発達障害の学生の就職率は３割弱と低迷しており、社会の入り口で苦戦している実態が浮き彫りになっている。” “連載のタイトル「あなたの隣に」は大きな反響を呼んだ。しかし〔…〕「あなたの中にも」が本当は実態に近いのである”

• たべ

  読了日：2017/03/01

  発達障害を抱える当事者と、支援する周囲の人を伝えたルポ。 当事者を実名で書き、本にも書いてある通り「実在性」が大きく見えてくる。 私が小学生の時、いわゆる「変わった子」がいた。その人は特別支援学級にいて、同じ授業を受けることはなかった。当時の私は、廊下ですれ違うたび、「怖い」と正直感じていた。だが、そんな気持ちを、この本を読んだ今は恥ずかしく感じる。当時の私には、障害について十分に理解できておらず、それゆえ偏見を持って見ていただけなのだ。

• kix08

  読了日：2013/03/07

  ようやく読んだ。ここに登場している当事者や家族の体験談は、読みやすいのに読み応えがあるという感じだろうか。また、関連記事・関連特集の発達障害に関する基礎資料と「あなたの中にも」もわかりやすくよいものだと思った。良書だと思う。

• こぐま

  読了日：2012/12/21

  この本は「科学ジャーナリスト賞2012」を受賞したらしい。発達障害についての本を幾らか読んだことはあるが、実名で体験談と写真がのっているものは初めて。文字の世界だけではない、本当に現実で発達障害をもつ人々が存在しているのだということが身に迫ってくる。関連記事や特集には、発達障害の最先端の研究や学校での取り組み、親と子の理解、就労など多面的な分析がなされていて読み応えがあった。

• じゅんじゅん

  読了日：2012/11/28

  東日本大震災をはさみ、半年間にわたって栃木県の下野新聞に掲載されたルポ。2005年に発達障害者支援法が施行されたとはいえ、家庭、教育、社会それぞれの現場では様々なジレンマに苦しんでいます。　子供だけの問題ではないと改めて認識しました。　「偏見を取り除くのは事実を伝えてこそ」　まだまだ知らない現状がたくさんあります。

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