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構築主義とは何か

上野千鶴子(社会学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326652457
ISBN 10 : 4326652454
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

社会学に端を発し人文諸科学を席巻しつつあるこの新しい方法についての初めての入門・解説書。執筆者には中堅・若手の気鋭を動員し構築主義の可能性を広く探る。

【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年生まれ。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授/社会学専攻。主著に『女という快楽』(勁草書房、1986)、『家父長制と資本制』(岩波書店、1990)、『発情装置』(筑摩書房、1998)、『ナショナリズムとジェンダー』(青土社、1998)、『上野千鶴子が文学を社会学する』(朝日新聞社、2000)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • りょうみや

    複数の著者が各章で各分野で構築主義を語る形式。社会学を一通り知っている層向けのようなので、なかなか難しい。詳細までは理解できなくとも、構築主義がどのような考え方、物事の捉え方なのかは理解できる。赤川学氏が一番構築主義について分かりやすかった。誤解を恐れずに簡単に言えば、構築主義の考えは、多くの人が当たり前と思っている物事の前提を疑い多面的に見るということ。

  • 富士さん

    昔、指導教官から「あれは癖があるから」と言われた記憶があります。確かに、編者のせいか、社会問題起源のはずが難解なセクシャリティや認識論への応用に流れている気はしますが、再読すると、今更聞けない構築主義の基礎がうまくまとめてあるがよくわかりました。構築主義は言葉を媒体に語りを独立変数、現実を従属変数とするものと理解できる。動態的であることが重要で静態的で恣意的な環境決定論に陥りがちである。学史的にはラベリング論とエスノメソドロジーの止揚形態であると解し得る。など、モヤっとしているところが明確になりました。

  • あまん

    構築主義は反実在論的主張であると誤解されることから、現実は存在しないと考えられる。しかし、構築主義は、ある現実が存在することを前提にしているのは矛盾だと批判される。編者は構築主義者は、構築されるものは「属性」であると答えればいいという。なるほど。ジェンダー・セックス・セクシュアリティの項は興味深い。マイノリティという言葉を退け、エージェンシーとパフォーマティヴィティをキーワードとする。バトラーの言う、アイデンティティを固定的、本質的にせず、行為を経ることで析出し、流動的に再構成するということか。

  • まあい

    構築主義の系譜をたどりつつ、主にジェンダー・セクシュアリティ分野についての議論がまとめられた論文集。やはり竹村和子先生は偉大だと再認識させられると同時に、伊野真一先生の「クィア・パースペクティブ」という提案に目から鱗が落ちた。(引用)「クィアは、視点であってアイデンティティではない」(p293)

  • デコボコ

     友人Yのお薦め。彼が推す赤川学と、序章が特に良い。 社会学における「構築主義/構成主義」の理論的な面について。科学哲学の「社会構成主義/認識論的相対主義」とは扱われ方が随分違い、そこが面白い。

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