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不惑のフェミニズム

上野千鶴子(社会学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006002510
ISBN 10 : 4006002513
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

売られたケンカは買い、連帯は国境や世代を超えて呼びかける―。上野千鶴子の発言は、折にふれ共感、時に物議をかもしてきたが、背景にあるのは、自身の率直な思いと、女が女であるがままの解放をめざすフェミニズム思想。四〇年間、その最前線を走りつづけてきたフェミニストの、迫力のリアルタイム発言を一挙公開。

目次 : 序 フェミニズムの40年(フェミニズム/ おんなの運動論)/ 1 燃えるマグマに形を―80年代(性差別をめぐる不毛な応酬/ フェミニズム・いろいろ ほか)/ 2 ジェンダー平等への地殻変動―90年代(女と男の歴史的時差/ リブ・ルネッサンス ほか)/ 3 バックラッシュに抗して―2000年代(ネオリベの下で広がる女女格差/ フェミニズムは収穫期 ほか)/ 4 女性学をつくる、女性学を手渡す(連絡会ニュース発刊のころ/ 初心にかえろうよ ほか)

【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年、富山県生まれ。社会学者。京都大学大学院博士課程修了。平安女学院短期大学、京都精華大学、東京大学で教鞭をとる。現在、NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • yumiha

    やっと求めていた「『個人的なことは政治的である』という第2波フェミニズムの標語」に出会えた本書。納得。2024年のジェンダーギャップ指数が、146国のうち日本は118位という結果は、私自身の経験から推し量っても、そんなもんだろうぐらいにしか思っていなかった。でも、第3章「バックラッシュに抗して」を読んで、「ジェンダー」や「ジェンダーフリー」に嫌悪感を抱き、押しつぶそうと禁止したり排除したりする自治体が日本各地にあったと知った。オカミがジェンダーギャップを広げた結果だったのねん。

  • 1.3manen

    1988年初出では、新しい運動論として、@ローリング・ストーン型へ、A直接・参加民主主義、Bスモール・イズ・ビューティフル、Cいま・ここでの解放、D異質性、E自発性と創意工夫、F情報集中を避ける、G役割分担の流動化、Hハレの場をつくる、I苦楽を共にした仲間(17頁〜)。 83年初出では、産む・産まないは女の権利として、理由の有無が問題になるのは悪魔のような観念(37頁)。少子化が長期的に問題を引きずってきた原因がここにあると思う。 

  • 秋 眉雄

    『「こんな社会」に対する女たちの答えはすでに出ている。非婚化と少子化である。』岩波現代文庫の「上野千鶴子の仕事」シリーズの一冊。フェミニズム40年間に渡る最前線からの発言集。上野さんのしてきたこと、その実績の数々には尊敬もしますが、正直いつだって彼女自身に対しては乗り切れないものを感じてしまいます。何故だろう。文章から漂ってくる、滲み出てしまう、425ページ読んでもよく分からない何か。それにしても、景気が悪い景気が悪いと繰り返し書かれている80年代90年代の、今から見るその景気の良さときたら。。

  • kenitirokikuti

    文庫オリジナルの時局発言集。上野が雑誌などへ寄稿したもの。手にするのを後回しにしていたが、解題に次に一文を見つけ、やっと上野の姿勢を理解した。〈女性学とは…あとになって「当事者研究」と呼ばれるようになる分野のパイオニアだったのだ。〉当事者(a party)の対義語は「第三者」。そうか、女性学それ自体は上野にとって当事者の立場にあるものに過ぎないのね。おれは理系くずれなので究極の「第三者」である永遠の方を信じちゃう…。別にそれが誤りということではないのだけど、われわれは何かの当事者であることの方が確かだな…

  • Francis

    日本の女性学・ジェンダー研究のパイオニア上野千鶴子がフェミニズムについて折々に発表した文章をまとめたもの。彼女の苦闘はまさしく日本の女性の苦難の歩みそのものと言える。どの文章にも彼女の鋭い感性と優れた知性が感じられる。女性のみならず、むしろ男性に読んで欲しい本。フェミニズムは女性のみならず男性にも真の解放をもたらす思想なのだから。

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