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大学生が伝えたい 非正規公務員の真実 現場から見る課題と未来

上林陽治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750358840
ISBN 10 : 4750358843
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

教員・図書館職員・相談員など、日本の市区町村の非正規公務員割合が4割を超え、ワーキングプア化する中、この問題の第一人者である著者が、所属大学のゼミ生とともに現場取材を重ね、問題の解決に向けて考える。第一線のジャーナリストによる寄稿も収載。

【著者紹介】
上林陽治 : 立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科特任教授。専門は公共政策学、(公務)労働社会学、社会政策学

藤田和恵 : ジャーナリスト。労働や貧困、福祉問題を中心に取材

畑間香織 : 東京新聞(中日新聞東京本社)経済部記者。2011年入社。岐阜県多治見支局や三重総局、千葉支局、東京本社読者部を経て現職。2021年から雇用・労働問題を取材する

竹次稔 : 西日本新聞デスク兼記者。労働、エネルギー問題などに携わり、2014年に「非正規公務員問題」報道で貧困ジャーナリズム賞、2021年に「愛知県知事リコール署名偽造事件」報道で中日新聞社と新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • とよぽん

    非正規公務員、初めて目にする人もいるだろう。小泉政権の時に派遣社員、契約社員、非正規社員、など労使関係の根本を改悪する政策が施行された。雇用側は人件費の大幅削減、使い捨て労働力が安く獲得できて笑いが止まらない。民間企業に限らず、財源不足の行政や公的機関でも、1年間限定の会計年度任用職員で現場の多くの業務を回している。学校現場にも期間限定の臨時教職員が結構いる。しかも、正規教員とほぼ同じ仕事をしている。これは、大学生の取材・調査によって実態が明らかにされた1冊。日本のこの先が怖い。人権も未来も・・・。

  • クリママ

    「非正規公務員のリアル」などの著書のある上林陽治教授のゼミの学生のリポート。学生だが、文章は読みやすく、切り口も鋭い。地方自治体の公務員の半分以上が非正規雇用。児童福祉、教員、司書、ケースワーカー、生活保護、職安職員など、3年で移動のある正規職員ではなく、見守り、時間のかかる主に女性の専門職。だが、熱心によい仕事をしても、昇給、残業手当はなく、雇止めがあり働き続けられる安心感もない。人事権は正規職員にあるため、改善を言えず、パワハラを受ける。そのような実態に驚き、よい人材を使い捨てる仕組みを改善を願う。

  • カメハメハダイオーイカ

    統計によると図書館司書は非正規職員の割合が76%に及ぶと言うことで、専門職でありながらも薄給かつ不安定な立場での労働を余儀なくされている。私の知り合いの司書も素行不良でないにも関わらず理不尽な雇い止めの憂き目にあっている。またハローワークの職員ですら非正規職員が多いと言う事実に唖然とした。その他児童相談所の相談員やスクールカウンセラーなんかも非正規職員が多く、専門知識のない正規の一般公務員からパワハラを受けていると言う。何かがおかしい。この国の行く末が心配になってきた。

  • ぐみ

    大学のゼミ生が各章を担った、各種非正規公務員の実態について。良くも悪くも若々しい文体に、ゼミ生たちの「社会に届いてほしい」という思いが滲み出た。相談員として働いていた森下佳奈さんのパワハラ自死問題。恐れながら不知だったが、本書を通してこの国の課題と言わざるを得ない「非正規にソーシャルワークの実務部分を依存し続けている現状」「非正規の人権問題に自覚的でない社会」を知ることができた。

  • Go Extreme

    公務員の3人に1人が非正規職員 年収水準が約200万円程度 専門性の継続性 不安と孤独の中で教員生活 正規教員の定数調整弁 民主主義の砦としての重要性 非正規職員の低待遇が文化の軽視 正規職員と同様の業務を行う 会計年度任用職員制度 自死に至った悲劇 公務災害の申請さえ困難 立場的な弱さがハラスメントを助長 感情が麻痺する被害者 非正規職という呼称の不当性 3倍ルールの非効率 世間ではなく社会に向けて発信 声なき声を伝えたい 個人名で呼ばれない 代替可能な存在として扱われる 公共サービスの質の維持

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