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ケアのリアリティ 境界を問いなおす 現代社会研究叢書

三井さよ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588602566
ISBN 10 : 458860256X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 “場”の力―ケア行為という発想を超えて/ 第2章 名付けられぬものとしての「介助」―障害の親をもつ子どものリアリティ/ 第3章 アイデンティティを保ち作るケア―若年認知症の人の新しい社会関係と自己への移行をめぐって/ 第4章 受ける側からみる「介護」―ホームヘルプサービスを利用する高齢者の語りから/ 第5章 遠距離介護と同居問題―「なぜ?」はどのように語られるのか/ 第6章 悲しむ主体としての看護師―遺族ケアの手前で考えるべきこと/ 第7章 未決の問いとしてのがん告知―その後を生きる患者の語りから/ 第8章 死にゆこうとする身体のために―応答としてのケアとその臨界

【著者紹介】
三井さよ : 1973年生まれ。現在、法政大学社会学部准教授

鈴木智之 : 1962年生まれ。現在、法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • amanon

    一通り読んだ後目にしたタイトルが、まさに新たなリアリティをもって映ることに驚かされた。「はじめに」で触れられているように、一口にケアといっても、その状況や文脈で様々な意味を持ちうる。そのリアリティを追究したため、本書の内容は必然的に多岐にわたることになる。個人的にとりわけ身につまされたのは、患者の死を体験した看護師を扱った章だったか。一般的にはケアル側と認識されがちな、看護師だが、患者の死と向き合うことによって、少なからず傷つき、しかも従来の慣習から、その悲しみを癒す機会がないという現実は非常に重い。

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