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モンスター尼崎連続殺人事件の真実 講談社+α文庫

一橋文哉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062816342
ISBN 10 : 4062816342
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

10人を超える死者・行方不明者を出し、我が国の犯罪史に残る凶悪事件。留置場で自殺した主犯・角田美代子は、いかにしてありふれた5つの家庭に食らいつき、家族を互いに殺し合わせる冷酷な犯行に及ぶことになったのか。被害者たちはなぜ、暴力による支配から逃げ出さなかったのか。美代子が密かに残したノートの存在に迫った後日譚を加えた“文庫完全版”!

目次 : 序章 怪死/ 第1章 荒野/ 第2章 肉親/ 第3章 降臨/ 第4章 蹂躙/ 第5章 淘汰/ 第6章 崩壊/ 最終章 真相/ 文庫版特別編 破り盗られた衝撃の「肉声ノート」

【著者紹介】
一橋文哉 : 東京都生まれ。早稲田大学卒業後、全国紙・雑誌記者を経てフリージャーナリスト。本名など身元に関する個人情報はすべて非公開。1995年、月刊誌「新潮45」連載「ドキュメント『かい人21面相』の正体」(雑誌ジャーナリズム賞受賞)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆいまある

    「家族喰い」と併せて読むと一層わかりやすい。舞台の一つ香川県高松市川東というのは普段犯罪らしい犯罪のない、のんびりした所。そんな所で何故こんな恐ろしいことがと思うと、他人事ではないのである。北九州の事件と余りに手口が似てるが、リアルタイムで情報が流れていたらしい。複数の暴力団関係者や警察も繋がりがあるようにも見え、グリコ森永とも繋がりそうで、実態が掴みにくい。北九州の事件では松永が自らの快楽を追求した事件と思えたが、角田が性的に酷く興奮しているようにも見えず、何故ここまで凶悪化していったのか、更に知りたい

  • リキヨシオ

    尼崎の歓楽街で育ち家族愛に飢えた不良少女は「モンスター」になり10人以上の死者・行方不明者をだした「尼崎連続殺人事件」の主犯となった。モンスターとなった角田美代子は「家族解体ビジネス」で暴力と虐待と洗脳により普通だった家庭を崩壊させて財産を奪い不要な者は殺害して引き抜いた子供を一味に引き入れる。美代子の歪んだ家族愛で作られた疑似家族は残酷な犯行を繰り返す。人間は暴力による支配に弱くて異様な環境になると平常心を失い洗脳にかかりやすくなる。モンスターに一度でも食いつかれると逃げられない恐ろしさを痛感した。

  • 0607xxx

    正にモンスター。主犯の角田美代子の自殺という最悪の形で真相は闇の中だが、残された加害者は洗脳を盾に罪から逃れようとしているのは腹立たしい。また、複雑すぎる事件図は冒頭の関係図を何度も見返すほど常軌を逸している。平和な家庭が洗脳されていくのを考えると怖すぎる…

  • しんこい

    主犯が自殺してしまって、どんな事件だったか、とにかく沢山人が死んでいる事しか記憶になかったですが、家系図みながら読まないと誰が何者か分からないので、新聞やテレビを断片的に見ていて理解するのは無理でした。北九州の事件の影響?と思いましたが、消された一家を読んでいると吐き気がしたものの遠い世界の出来事と思われ、こちらの本は自分もまきこまれそうと思ってしまったのは、なぜかな。

  • ミーナ

    希代の連続殺人事件の首謀者 角田美代子とその事件に迫る− ニュースで見た当時、複雑過ぎて理解できなかった事件がさほど複雑でないことがわかった。ターゲットを決め家族を崩壊させ金を巻き上げることの繰り返し。ただ、金儲けよりも嗜虐が本懐に見えてならず胸が悪くなる。黒幕の存在はフィクションであってほしい

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