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カンディード

ヴォルテール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794969279
ISBN 10 : 4794969279
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昔むかし、心優しく純朴な青年カンディードは、美しき男爵令嬢に恋をしたため故郷を追放され、世界各地を転々とする。最善説を唱える恩師パングロスの教えとは裏腹に、行く先々で数々の不幸や災難に見舞われながら、試練と冒険の旅を続ける。果たして天真爛漫な青年は、行方知れずとなった恋人と再会できるのか?世界中で名高い古典『カンディード』が堀茂樹の痛快な訳文で現代に甦る!

【著者紹介】
ヴォルテール : 1694年にパリで公証人の息子として生まれ、20歳を過ぎた頃から83歳(1778年)で没するまで、詩、韻文戯曲、散文の物語、思想書など多岐にわたる著述により、ヨーロッパ中で栄光に包まれたり、ひどく嫌われたりした文人哲学者

堀茂樹 : 1952年滋賀県生まれ。翻訳家。慶應義塾大学総合政策学部教授。専攻はフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こぽぞう☆

    非常に入り込みやすいのは新訳のおかげか。最後に労働至上主義的に終わるのは、フランス革命以前の世界で書かれたものとしては画期的ななのでは?

  • n.k

    今まで読んだ本の中で1番展開が早い。情景が目に浮かぶので、パラパラ漫画をみているような面白さがある。酷い目にあって、思いがけない再会があって、別れがあって、、幸と不幸を繰り返し旅は続く。幸とは?不幸とは?という問いとともに、、

  • Michio Arai

    18世紀前半、今日の私達には数学の微積分で有名なライプニッツが唱え欧州で広く流布された最善説(optimimisme)。純真な主人公カンディードは、恋人キュネゴントとのほんの少しの身分違いを咎められドイツ・ウエストファーレンの城を追放される。恐らくライプニッツの分身と思われる師匠の哲学者パンクロスと共に、欧州、南米、イングランド、ベネチア、トルコと廻る。そこで体験するのは、リスボン大地震の惨劇、7年戦争の混乱下での海賊略奪や食人、詐欺、イエズス会、マルタ騎士団をはじめとする聖職者達の腐敗っぷり。(続く)

  • ネコ虎

    千夜一夜物語のような軽快なテンポで次々と場面展開がなされる不思議な冒険物語。語られる内容は残酷だし、すぐ人が殺されてしまうけどテンポが良すぎてつい引き込まれる。「カンディード」という古典がこういうものだとは知らなかった。堀茂樹氏の訳が素晴らしいからか、古さを感じさせない。 現実に起きていることは最善のことだという説を否定し続け、不幸な話の「ドーダ」(鹿島茂の言う)の連続。そうだよね。でもそれが世の中の真実で面白い。単に荒唐無稽な作り話でなく、史実に基づいているものが多いようだ。

  • 駒子

    著者についての「ヨーロッパ中で栄光に包まれたり、ひどく嫌われたりした文人哲学者。」の解説にくすっときた。そんな人柄を表すように、この作品は皮肉と風刺がマシマシ。当時の人々は共感したり、笑いながら読んだのだろうか。残念ながら私にはあまり合わなかった…。

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