ワシーリー・グロスマン

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スターリングラード 上(仮)

ワシーリー・グロスマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560092743
ISBN 10 : 4560092745
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『人生と運命』の前編となる全3巻。チェーホフを思わせる詩情、人物と心理、情景の描写、戦争の現実が胸を打つ。文学史上の金字塔。

【著者紹介】
ワシーリー・グロスマン : 1905年、ウクライナのユダヤ人家庭に生まれる。モスクワ大学で化学を専攻、卒業後は炭鉱で技師として働く。30年代から小説の執筆を始める。独ソ戦中は従軍記者として最前線やトレブリンカ絶滅収容所を取材する。そこでホロコーストの事実を世界で最初に報道する。52年、『正義の事業のために』(本書『スターリングラード』の初出版のタイトル)を刊行。60年、本書の後編にあたる『人生と運命』を完成させるが、KGBによってタイプ原稿を押収される。64年、死去。その後、原稿の写しがマイクロフィルムに収められて、80年にスイスにてロシア語で刊行

園部哲 : 1956年福島県生まれ。1979年一橋大学法学部卒業、三井物産入社。同社退職後、翻訳業に就く。ロンドン郊外在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • テト

    第二次世界大戦でドイツは東部戦線を拡大して当時のソビエト連邦に攻め行っていた。歴史では、非常に早い速度で南部ではウクライナを侵攻してカザフスタンに達しようとしていたし、北部はモスクワに接近していた。でも、現在進行形でこの状況を、すべての情報のない状態で何が起こっているのか、わかって行動することは難しい。奇襲を受けるスターリングラードの人々も、最初は何が起こっているのかわからなく、その時にどのように考え行動するのか、リアルな生き方がこの本のなかで進められていた。

  • アトレーユ

    「現代版 戦争と平和」と帯にある通り、登場人物がわらわらといて、あっちであれしてる時にこっちでこれして…みたいな。でめアト的には『戦争と平和』はなぜか苦痛で挫折したのだが、これはサクサク読めてる。時代設定の差? 中巻へ突入。

  • 田中峰和

    今では加害国となったロシアだが、ナポレオン戦争と大祖国戦争では被害国であった。前者は「戦争と平和」で語られ、後者は本作で綴られる。一説によると三千万人の被害者をだした大祖国戦争だが、本作はヒトラーの演説をムッソリーニが苦々しく聞いている場面から始まる。秀吉と家康の対比のようだ。そして、侵略者のシーンから一転、多くの民衆が戦争に駆り出されていく姿に移っていく。既に息子が徴兵され、40代の父親ヴァヴィーロフにまで招集令状が届く。あまりにも多くの人物が登場するため、冒頭では、彼らの因果関係を図式化されている。

  • きゅー

    全3巻の上巻。読み終えたがまだスターリングラード攻防戦は始まらない。多数の登場人物が出てくるが、人物一覧表と相関図のおかげでそれほど苦労しない。現代版の『戦争と平和』という意味もよく分かる。軍人、平民など身分の異なる人物数人を中心に複合的に物語が進む。それでも『戦争と平和』と異なるのは、トルストイは戦争が終わってから数十年後に本を書いたのに対して、グロスマンは第二次大戦の終結後すぐに本書を書き始めたこと。彼は戦争を客体としない。彼が耳にした多くの人々の声がここに蝟集している。

  • okatake

    ワシーリー・グロースマンの叙事詩。 上巻は、本当に序章。主人公であるクルイモフが後半以降に登場してきました。1941年のドイツの電撃戦から約1年経過まで。 この先、独ソ戦の最大の闘争スターリングラードでの攻防戦が開始されます。

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