ローレンス・フリードマン

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戦略の世界史 下 戦争・政治・ビジネス

ローレンス・フリードマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532176464
ISBN 10 : 4532176468
Format
Books
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

下巻では、「下からの戦略」として、ガンジーらの非暴力運動、キング牧師らの公民権運動、クーンの科学革命論、フーコーの哲学、アメリカ大統領選挙戦など、多様な話題を通じて戦略思想の変容をとらえる。また「上からの戦略」として、テイラー、スローン、フォードら経営者、ドラッカーなどの経営理論家の思想、ゲーム理論などの経済学の隆盛、社会学的な取り組みを明らかにし、合理的選択理論の限界、ナラティブ、ストーリーとスクリプトの有効性を問い、今日における戦略理論の妥当性を追究する。

目次 : 第3部 下かの戦略(続)(定式、神話、プロパガンダ/ 非暴力の力/ 実存主義的戦略/ ブラック・パワーと白人の怒り/ フレーム、パラダイム、ディスクール、ナラティブ/ 人種、宗教、選挙)/ 第4部 上からの戦略(マネジメント階級の台頭/ ビジネスのビジネス/ 経営戦略/ 戦争としてのビジネス/ 経済学の隆盛/ 赤の女王と青い海/ 社会学的な取り組み/ 計画的戦略か、創発的戦略か)/ 第5部 戦略の理論(合理的選択の限界/ 合理的選択を超えて/ ストーリーとスクリプト)

【著者紹介】
ローレンス・フリードマン : ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部名誉教授。国際政治研究者。核戦略、冷戦、安全保障問題について幅広く著作・執筆を行う。マンチェスター大学、ヨーク大学、オックスフォード大学で学ぶ。オックスフォード大学ナッツフィールド・カレッジ、英国際戦略研究所、王立国際関係研究所を経て、1982年、キングス・カレッジ戦争研究学部教授に就任

貫井佳子 : 翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業。証券系シンクタンク、外資系証券会社に勤務後、フリーランスで翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Ryo

    上巻の社会制度に於ける戦略から引き続き、公民権運動、選挙、ビジネス戦略へと各々の分野毎の戦略史が語られる。様々な分野の戦略を俯瞰した「世界史」だからこそ見えてくる戦略の本質。全てを思いのままにする為のものと考えられている戦略だが、戦略の効果は実際はかなり限定的であり、ほぼ役に立たない。しかし、この役立たずな戦略という物語を創造する中で様々な洞察が得られ、多くの想定外の出来事に対する対応力が向上するという意味で非常に意味がある。そして、戦略は人を動かすものである為に物語性が欠かせず、それがまた力を生む。

  • Meistersinger

    上巻からの続きである「下からの戦略」は社会運動の構想としての戦略。「上からの戦略」は企業戦略で、軍事戦略と逆に試行が容易なために何でもアリの世界になっている。「戦略の理論」はナラティブとスクリプトという、語り口で内容が大きく変わってしまう問題(偶然性の排除など)が語られている。

  • 東雲そら

    西洋史を戦略という本書の幅広い視点から俯瞰して読み解くことで、読者の持つ歴史観をまた1つ多角的な厚みのあるものにすることができるようになると思います。自身の持つ知識をさらに演繹的に広げるために活用したり、新たに興味を持った分野を発見し、別の書で深堀りするのにも役立つでしょう。▼本書は自己啓発書ではなく、思想的に限りなく中立に起こった事実が書かれていることも価値の1つであると感じました。

  • 黒豆

    戦略に関する歴史的な変遷をまとめた著書の下巻。下からの戦略後半、上からの戦略、戦略の理論。(下)での気になったキーワードは、非暴力の力の章で女性参政権、ガンジー、キング牧師、公民権運動、それからビジネスやマネジメントに関して、ドラッカーなど、興味深い内容だったが難解だった。

  • Kim

    チンパンジーに見られる政治的な振る舞いから現代の有名企業まで、戦略をテーマに言葉とコミュニケーションの問題を論じていたのが興味深かった。他者をどのように説得出来るか、とりわけ状況に何かしら異変が起きた時にストーリーを描けるように、完璧でないにしても備えてくことが大切のよう。 とは言いつつも予想外、想定外のことは必ず起きてしまうことを前提に楽観的に構えておくのが良いのかもしれない。その時のために慌てないように準備を。

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