ローズマリー・サトクリフ

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Books

ケルトとローマの息子 新版

ローズマリー・サトクリフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784593101597
ISBN 10 : 459310159X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ローマ人の血が流れながら、ケルトの戦士として育てられた少年ベリックは、不作と疫病の原因として部族を追放され、ひとり父母の地ローマへと向かう。居場所を求めて旅する少年の運命と成長を、イギリス児童文学の異才サトクリフがみずみずしく描きだす。

【著者紹介】
ローズマリー・サトクリフ : 1920‐92。イギリスの児童文学者、小説家。『第九軍団のワシ』『銀の枝』『ともしびをかかげて』(59年カーネギー賞受賞)(以上、岩波書店)のローマン・ブリテン三部作で、歴史小説家としての地位を確立。数多くの長編、ラジオの脚本、イギリスの伝説の再話、自伝などがある

灰島かり : 子どもの本の作家、翻訳家、研究者。英国のローハンプトン大学院で児童文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • びっぐすとん

    図書館本。初読作家さん。ケルト興味あるので読んでみた。世間知らずのベリックが奴隷商人に騙されるところからドキドキ。次から次へと試練が襲いかかり、かなり後半になってもガレー船漕いでるから、この先どうなることかとヒヤヒヤしたが、最後は自分の居場所を見つけられて良かった。今でも各地に残るローマの遺跡。侵略という面もあるがローマ軍が未開の地に与えた土木事業の恩恵のなかにはユスティニウスのような技術者の熱意と活躍もあったのだろうな。私の好みのジャンルの作品が多そうなので、もう少しこの作家さんを追っていこう。

  • サラサラココ

    2020年の新版。紀元2世紀、少年がルーツ、居場所を探す物語。時代背景は異なるが、以前読んだ『クロニクル』と環境が似ているところもあり、こどもに手渡した。自分は主人公の状況が好転してほしいと思いながら、こどもは先が気になってページを繰る手が止まらなかったようだ。

  • HISA

    ☆☆☆最初はすごく面白かったが、途中からベリックの辛すぎる境遇が悲しくて読むスピードが失速。最後には心の平穏を得られて本当に良かった!しかし、奴隷の存在や罪人を船の漕ぎ手として使い捨てにしたり、人権のカケラもない昔に比べたら相対的には確実に世の中は良くなってる。

  • stmy

    なんて絶望的な人生なんだろう・・・私だったらもう生きること諦めてる。主人公の自分がいられる居場所を見つけることができて本当に嬉しい。

  • 菱沼

    サトクリフは、挫折に打ちひしがれて、そこから踏み潰された草の芽が再び茎を伸ばすようにゆっくりと頭をもたげていく若者を書くのが大変巧みだと思う。ローマンブリテン4部作最終話の『辺境のオオカミ』を読んだとき、特にそれを感じた。この物語でも、読むのが辛いほどの扱いを受けた主人公がやがて自ら自分のいる場所を知る。彼の強靭さは、子ども時代の両親や友だちとの時間が基礎にあるのかもしれない、と思った。老奴隷に対する思いやりといい、優しいことは強いのだ、とあらためて思った。

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