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自殺の歴史

ロミ

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336062628
ISBN 10 : 4336062625
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マリリン・モンローの睡眠薬自殺から乃木将軍の殉死まで、古代のインドやギリシアから現代の米国まで、古今東西におよぶ自殺の諸相を数々の逸話とともに縦横に解析。“人間存在の最も哲学的なテーマ”である自殺の諸問題を、鬼才ロミが、心理・哲学・技術・手法・社会・文学・漫画・小唄など、多方面から論じた類のない労作。図版多数収録。

目次 : 1 文明それぞれ/ 2 有名になった自殺と忘却された自殺/ 3 自殺のテクニック/ 4 自殺の実践利用/ 5 自殺と文学/ 6 自殺と小唄/ 7 なぜ自殺するのか/ 8 自殺志願者の救済/ 9 ユーモアと自殺

【著者紹介】
土屋和之 : 1976年岐阜生まれ。上智大学大学院文学研究科博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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収集癖ロミの歴史シリーズ。死についての本...

投稿日:2021/04/23 (金)

収集癖ロミの歴史シリーズ。死についての本は読んでるだけでもちろん興味深いが、これは特にユーモアの面のある切り口。

ぽいぽす さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アカツキ

    中世から現代、文学にまで立ち入って自殺についてまとめた本。立ち読みした時の話が頭に残っていて気になって読んだのだけど、頭の中で別の話とミックスしていたらしい。ちょっとガッカリ。そして、うっかり者の自殺未遂に思わず苦笑。ガス栓の開け忘れ、一階から飛び降りはもはや喜劇。一緒になって笑ってくれる人が彼らいたらいいのだけど。逆に真顔になるのが、出血している自殺者に"念のため"瀉血を施す医者。時代を加味しても、さすがにこれはヤブでは…。

  • 千恵蔵

    先ず著者のロミという人が面白い。始めは画家を志したが、ホテル兼居酒屋を経営したりした後に文学者となって、長かった人生の最晩年にはギャンブルで貴重なコレクションはおろか、全財産を失ったというのだから。彼が渉猟した世界の(フランス中心ではあるが)自殺の諸相を、彼自身下手を打った賭博による自殺は勿論のこと、「あんなのもあるよ、こんなのもあるよ。しかしさぁ…」と、些かシニカルな語り口で、とめどなく紹介してくれている。この皮肉屋も乃木将軍に代表される、日本人のハラキリという儀式的自殺には、特殊な感懐を抱いたようだ。

  • 犬養三千代

    2018年4月20日初版第1刷 ロミ 土屋和之訳 4200円 1964年の作品。 真面目なんだか不真面目なんだか509ページ楽しませて貰った。 伊豆大島は自殺産業が大繁盛。たくさんのホテルが営業している。カップルの場合は先にお勘定をしなければならない!  などなど。 そして、ジャン·リシュバンはサラ·ベルナールの若き日の恋人だって。知らなかった。 おなら大全も読みたい。

  • PukaPuka

    途中からtoo muchな感じになる。敗戦の生き恥を晒さないための自殺は、遠い昔のカルタゴでも。

  • てっこつ

    フランス人の作品なのでフランスの例が多い。フランスの例が多いからか(世界的に多いのか)恋愛を理由とした自殺が多いように感じた。 こんな理由で、こんな方法で、と淡々と紹介される事例の中に、死者を使って金儲けする連中への憎悪や、死してなおそっとしてもらえない女優や著名人への同情がたまに綴られている。また冒頭から、死後の自殺者を救おうという雰囲気を感じた。 「私は死にたい」と「私は生きたくない」の違い、すなわち「入り口」としての自殺と「非常口」としての自殺の差異=B 伝染する自殺。今に始まったことではない。

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