第二次大戦のポ-ランド人戦闘機エ-ス

電撃戦に敗れたポーランドを脱出し、フランスに、ついで英国へ逃れてドイツ空軍と戦った空軍パイロットたち。彼らは英本土航空戦で目覚ましい活躍を見せ、その後もエースたちが二桁に達する戦果を記録していった。祖国を奪われてなお戦い続けた亡命ポーランド人パイロットたち。いま明らかになる２０世紀ポーランド史の知られざる断章。

目次 : ｉｔｒｏｄｕｃｔｉｏｎ　最後と最初の撃墜/ １章　戦いへ/ ２章　シコルスキ将軍の旅行者たち/ ３章　英国のための戦い/ ４章　ポーランド空軍の再生/ ５章　ノーソルト航空団/ ６章　スカルスキのサーカス/ ７章　米陸軍航空隊コネクション/ ８章　大陸反攻とその後/ ９章　英雄たちに何が起きたか？/ 付録/ カラー塗装図/ パイロットの軍装

【著者紹介】
ロベルット・グレツィンゲル : ポーランドでもっとも高い評価を受けている月刊航空誌『Ｓｋｒｚｙｄｌａｔａ　Ｐｏｌｓｋａ』の編集者。ヨーロッパでは他の追随を許さないポーランド人エースの研究家として、高い評価を受ける。また、ポーランド人以外のＲＡＦエースについても、英国人の高名な歴史家に匹敵するほどの知識をもつことで知られている

ヴォイテック・マトゥシャック : ポーランドでもっとも高い評価を受けている月刊航空誌『Ｓｋｒｚｙｄｌａｔａ　Ｐｏｌｓｋａ』の編集者。ヨーロッパでは他の追随を許さないポーランド人エースの研究家として、高い評価を受ける。また、ポーランド人以外のＲＡＦエースについても、英国人の高名な歴史家に匹敵するほどの知識をもつことで知られている

渡辺洋二 : １９５０年愛知県名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業。雑誌編集者を経て、現在は航空史の研究・調査と執筆に携わる。主な著書に『本土防空戦』『局地戦闘機雷電』『首都防衛３０２空』（上・下）『ジェット戦闘機Ｍｅ２６２』（以上、朝日ソノラマ刊）。『航空ファン　イラストレイテッド写真史３０２空』（文林堂刊）、『重い飛行機雲』『異端の空』（文芸春秋刊）、『陸軍実験戦闘機隊』『零戦戦史「進撃篇」』（グリーンアロー出版社刊）など多数。訳書に『ドイツ夜間防空戦』（朝日ソノラマ刊）などがある

柄沢英一郎 : １９３９年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。朝日新聞社入社、『週刊朝日』『科学朝日』各編集部員、『世界の翼』編集長、『朝日文庫』編集長などを経て１９９９年退職、帰農。著書に『日本近代と戦争６軍事技術の立遅れと不均衡』（共著、ＰＨＰ研究所刊）など、訳書に『編隊飛行』（Ｊ・Ｅ・ジョンソン著、朝日ソノラマ刊）がある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）