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人類進化 私たちはいかにしてヒトになったか 河出文庫

ロビン・ダンバー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309468181
ISBN 10 : 4309468187
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

サルはいかにしてヒトになったか?私たちはなぜ木から降りることを決断したのか?狩猟採集しながら世界中を旅してきた私たちは、なぜ旅をやめて定住し、農耕を始めたのか?他の人類種が絶滅する中、なぜ私たちホモ・サピエンスだけが生き残り、繁栄を謳歌できたのか―。集団の規模と一日の時間のやりくりというユニークな視点から、人類進化の謎を解き明かす。

目次 : 第1章 人類とはなにか、いかに誕生したのか/ 第2章 なにが霊長類の社会の絆を支えたか/ 第3章 社会脳仮説と時間収支モデル/ 第4章 時間収支の危機 第一移行期―アウストラロピテクス/ 第5章 脳の増大をもたらした要因 第二移行期―初期ホモ属/ 第6章 料理と音楽、眼と脳 第三移行期―旧人/ 第7章 なぜ繁栄することができたのか 第四移行期―現生人類/ 第8章 血縁、言語、文化はいかにつくられたか/ 第9章 私たちは「何者」か 第五移行期―新石器時代以降

【著者紹介】
ロビン・ダンバー : オックスフォード大学進化心理学名誉教授。人類学者、進化心理学者。霊長類行動の世界的権威。イギリス霊長類学会会長、オックスフォード大学認知・進化人類学研究所所長を歴任後、現在、英国学士院、王立人類学協会特別会員。1994年にオスマン・ヒル勲章を受賞後、2015年には人類学者における最高の栄誉で「人類学のノーベル賞」と称されるトーマス・ハックスリー記念賞を受賞。人間にとって安定的な集団サイズの上限である「ダンバー数」を導き出したことで世界的に評価される

鍛原多恵子 : 翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • iwtn_

    ダンバー数で有名な著者が、現生人類とは何者なのかを、発掘物からではなく、脳の容量や時間の使い方から、推測した仮説についての述べている。旧人などと比較しつつ、集団のサイズの決まり方をコミュニケーション方式に求め、一対一の毛繕いから、音声による笑いや会話、宗教的儀式によってタイパを良くして大きくしてきた。さらにそれに影響される形で脳の前頭葉も拡大した、みたいな話。興味深い仮説ではある。複雑な道具は脳の拡大後に出てきた副次的なものだとばっさりしているのは、工学系の人間としては残念に思った。

  • Ryo0809

    進化心理学者による人類進化の書。社会能仮説と時間収支モデルの両輪を軸に、Apeから猿人へ、そして原人、旧人、新人へと進化した理由を解こうというもの。中新世初期から始まる1600万年の時間と、大きな地球環境の変化に見舞われた年代。そのどちらもがDNAの変異を大きく促す。ダンバー氏が説くのは、こうした地学的な出来事ではなく、主として脳容積の増大がもたらした進化上のインパクトである。文化人類学的な論旨と思われるが、実に興味深かった。

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