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輪廻の蛇 ハヤカワ文庫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150119898
ISBN 10 : 4150119899
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

酒場を訪れた男が語った奇妙な身の上と、背後にある驚愕の真実とは。究極のタイム・パラドックスを扱った表題作ほか6中短篇を収録する傑作集

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬

    1959年発刊。6割を占める中編『ジョナサン・ホーグの不愉快な仕事』の掴みどころのない不穏な空気、焦ったい操作模様、人間存在の不確かさを扱うテーマ性はカフカを想起させる。同様なテーマの『かれら』、精巧かつ自己完結的なタイムトラベルを"性の解放"と絡めた表題作は終盤の変転が劇的。論理的諧謔を果てまで縦横無尽に展開させる様は鬼才。アメリカンな郷愁を醸し出す『像を売る男』、意志を持つ旋風を活躍させピリリとした政治風刺を盛り込む『わが美しき町』、過剰空間住宅を売り込む『歪んだ家』などユーモアを交えた粒揃いな6編。

  • スカラベ

    ハインラインが紡ぐ6編のSF短編集。だが、本の半分を占めるのは「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」というもはや中編の小説。実存のあやうさをテーマとし、鏡が怖くなるホラー要素もある話。表題の「輪廻の蛇」は、究極のタイムパラドックス作品と評されるだけあって凄まじい。恐ろしくも閉じられた無限ループの世界に陥った主人公の身になると、絶望感さえ漂い、吐き気をも覚える快作。他にも、4次元の中に建つ家を描く「歪んだ家」とか、時空と空間の中を自ら整理した上で読解することが要求される。頭を柔らかくして臨む必要がありそう。

  • スター

     表題作「輪廻の蛇」が「プリデスティネーション」の題名で映画化されたのに伴い復刊されたと、巻末の解説にありました。  表題作はかなり短い短編で、映画を観てないので、どう膨らまして映像化したのか想像もつきません。まあ、その気になれば、いくらでも話膨らませられるんだろうけど。  SF短編集ですが、掲載された作品の中では、コミカルなテイストの「歪んだ家」が良かったです。

  • yamatoshiuruhashi

    表題作を含む6篇の短編集。表題作が映画化されたことも知らなかったが、それがタイムパラドックスの作品で、当然ややこしいながらも、パラドックスそのものを利用した物語にSFアンテナが満足。内容はネタバレになるので書かない。後の5篇は玉石混淆だが訳者が矢野徹、福島正実だったりしてオールドSFファンとして満足。「象を売る男」の温かいラスト、「わが美しき町」はフィニィの「ゲイルズバーグの春を愛す」を連想させ、「歪んだ家」は四次元空間を使った家を建てたドタバタだが、筒井康隆を連想して(多分彼も読んだ筈)楽しめた。

  • imuzak12

    実際に読んだのはこちらの版。タイトル作のみ収録 →https://bookmeter.com/books/8857193

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