ロバート・ウェストール

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真夜中の電話 ウェストール短編集

ロバート・ウェストール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198638368
ISBN 10 : 4198638365
Format
Books
Release Date
August/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

年に一度、真夜中に電話をかけてくる女の正体は…?(「真夜中の電話」)恋人とともに、突然の吹雪に巻きこまれ、命の危険にさらされた少年は…?(「吹雪の夜」)戦地にいるお父さんのことを心配していたマギーが、ある日、耳にした音とは…?(「屋根裏の音」)「海辺の王国」「弟の戦争」などで知られる、イギリス児童文学を代表する作家、ロバート・ウェストール。短編の名手としても知られたウェストールの全短編の中から選びぬいた18編のうち、9編を収めた珠玉の短編集。

【著者紹介】
ロバート・ウェストール : 1929〜1993。イギリス・ノーサンバーランドに生まれる。美術教師として教えるかたわら、一人息子のために書いた処女作「“機関銃要塞”の少年たち」(評論社)がカーネギー賞を受賞、作家としてスタートする。「かかし」(徳間書店)で再度カーネギー賞、「海辺の王国」(同)でガーディアン賞を受賞、「児童文学の古典として残る作品」と評された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    『機関銃要塞の子どもたち』の作者の短編集。表紙は宮川駿氏。イギリスの児童文学の奥行きの広さを感じる。解説を読むと、この作家には、幽霊に語らせ、宗教的場面を重んじ、大戦中の大人の弱さを描く理由があったことがわかる。だが、作家のそんな事情を知らなくとも、得る感動に違いはない。ただ、作者の哀しみに強く共鳴してしまう…。「吹雪の夜」と「真夜中の電話」は今年のクリスマスイブに読み返したい。描枯れる男女の差は、厳しい自然との戦いにおいて必ず生じるもので、さらに深く共感した。本当におすすめ作品。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    読友さんの感想がなければ、知らなかったままだった優れた小説たち。「浜辺にて」と表題作はどちらも一緒にいて欲しいからこそ、呼び寄せたのかもしれない。「墓守の夜」は幽霊たちが皆、個性的で生き生きとしている。だが吸血鬼化したような医者の厭らしい口調は幽霊たちが忌み嫌うのも納得の描写をしています。「最後の遠乗り」は作者の亡くなった息子への惜別、そして無謀に見える若者への憧れが綯交ぜになっていて切ない。徹底的に馬が合わない相手と吹雪の中、二人っきりという状況を描いた「羊飼いの部屋」の最後のあの吐露は真実だろうか。

  • ムッネニーク

    117冊目『ウェストール短編集ーー真夜中の電話』(ロバート・ウェストール 著、原田勝 訳、2014年8月、徳間書店) 英の児童文学作家、R・ウェストールの短編集。装画は著者のファンを公言している宮崎駿。 収録されている9篇は作者の晩年、または死後に発表された短編がほとんどで、例外はバイク事故で亡くなった息子を偲んで執筆された「最後の遠乗り」のみ。 ホラーからラブストーリーまで、児童文学という枠組みに収まらない作品が並ぶ。「女たちの時間」に至ってはほぼ純文学である。 〈ほんとうに、それでいいんだろうか?〉

  • アナーキー靴下

    短編の名手としても知られたウェストール、との紹介に納得の短編集だった。全9篇、どれも鋭い観察眼に立脚した、巧みな心理描写に引き込まれ読まされてしまう。こんなにも展開が読めない短編は初めてではなかろうか、というほど予想がつかないのに、終わってみればまったく散らかったところがなく、しっかりとした筋のある、計算された話ばかりなことに驚く。どれも良かったけれど「吹雪の夜」「羊飼いの部屋」が格別良かった。やはり多感な年頃がうまい。「墓守の夜」も好き。死んだ後にセムのような人がいてくれたらとても嬉しいだろうな。

  • パフちゃん@かのん変更

    知人のお勧め本。児童書扱いになっていますが、主人公は10代後半。ウェストールの本は初めて読みました。少し不思議な怖い話。幽霊モノや戦争を背景としたもの。吹雪の夜、羊飼いの部屋の二つに吹雪のすさまじさが書かれていますが、吹雪の夜の方はハッピーエンドで良かった。羊飼いの方は何だかイヤな気持ちになる話。

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