レニー・ソールズベリー

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偽りの来歴 20世紀最大の絵画詐欺事件

レニー・ソールズベリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560081617
ISBN 10 : 4560081611
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

たとえ贋作でも、「来歴」さえあれば売買は成立する…。そんなレトリックを駆使した詐欺師は、驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震撼させた事件を追うドキュメンタリー。

【著者紹介】
レニー・ソールズベリー : ノンフィクション・ジャーナリスト。コロンビア大学ジャーナリズム学部を卒業後、ロイターやAP通信の特派員としてアフリカや中東、またニューヨーク発の記事を担当。2003年に発表した、アラスカを舞台としたノンフィクション『ユーコンの疾走』(ゲイ・ソールズベリーとの共著、翻訳は光文社刊)は、現在映画化が進められている。夫アリー・スジョ亡きあと、一人娘とともにニューヨーク州に在住

アリー・スジョ : ノンフィクション・ジャーナリスト。ニューヨークの画廊主の家庭に生まれ、ロイターやAP通信、ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙の記者として、主にアートやエンターテイメント、海外ニュースを担当したが、2008年10月、『偽りの来歴―20世紀最大の絵画詐欺事件』脱稿後、刊行を待たずして没

中山ゆかり著 : 翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学にて、美術・建築史学科大学院ディプロマ取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • メタボン

    ☆☆☆☆ 史上最大の贋作事件を丹念に追った労作。登場人物が多く、人物の関係を把握するのに骨が折れたが、美術業界の裏側が見れて面白かった。ドゥリューのすらすらと出て来る詭弁には舌を巻く。虚言癖というのは立派な精神異常・病気なのであろう。映画にしたらヒットするに違いないと思った。

  • tom

    絵画偽造の実話。そこそこの評判を取るスリラーよりもはるかにドキドキする面白本。主人公のドゥリューは、実に見事な作話の天才。偽造した絵画を売ることで利益を得ることよりもむしろ、自分の天才的能力で人をだますことに喜びを感じる人物。同時並行でとんでもない謀略話をいくつも産みだすことができる。話が大きくなればなるほど、賢い人たちがころりとだまされてしまう。ときどき新聞を賑わす巨額詐欺事件なんてのも、主人公ドゥリューと同じような人間(犯罪者)がからんでいるんだろう。とにかく久しぶりの面白本でした。

  • 星落秋風五丈原

    どのようにして贋作が受け入れられる大きなポイントが絵の来歴。「どのような美術館に置かれてきたのか」という絵の履歴書みたいなものですね。美術館関係者は絵の質よりも経歴を重視したがために、贋作を見抜けなかったのです。権威主義的な美術の権威者を嗤っているような感じもあります。人を食ったようなドゥリューのキャラクターがどうにも魅力的。映画化すると曲者役者がこぞって演じたがるような多面性野持ち主。他罰型で他人の人生を破滅に追いやることに、良心の呵責を何ら感じていない。こんな人と出逢ってしまったら運命狂わされる。

  • 縄文会議

    「事実は小説より奇なり」という言葉を思い出した。イギリスで実際に起こった絵画詐欺事件のノンフィクション。賢く巧妙な犯人と、贋作にや犯人に違和感を持つ人。スリリングな展開に夢中になっていたが、どんどん犯人が常軌を逸していき、後半はドゥリューの病的な虚言に圧倒された。やばすぎる…マイアットの運命の帰着もすごい。贋作の対象になったのが20世紀の現代アートの画家で知らない人も多くネットでその絵を見ながら読んだ。すごい本でした。

  • とうふ

    ★★★☆☆ 美術アーカイブの管理のずさんさ、来歴があれば真作としてしまう画商にも驚いたが、刑期を終え釈放されてなお、正当性を主張するため、プライドを保つために偽り続けるジョンが一番衝撃的だった。

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