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人形の家 岩波少年文庫

ルーマー・ゴッデン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001140675
ISBN 10 : 4001140675
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小さなオランダ人形のトチーは、両親と弟のりんごちゃん、犬のかがりと「人形の家」で幸せに暮らしていました。ところがある日、思いがけない事件が…。真実という大切な問題を人形の家にたくした、美しい物語。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rico

    とある人形一家の物語。バラの刺繍のソファ、レースのカーテンに小さなランプ。彼らの新しい家の描写は読んでるだけでときめいてしまいます。でも、美しく傲慢なマーチペーンの登場で幸せな日々は暗転。持ち主の少女は彼女の悪意に憑かれたかのように、一家を虐げます。忍び寄る殺意。大きな犠牲を払い、一家はようやく平穏な日々を取り戻すのですが。諸悪の根源のマーチペーンは悔いて罰も受けるどころか、ガラスケースの中でひたすら称賛を浴びるという「理想」の暮らしを手に入れます。児童文学とは思えない、理不尽でやりきれない結末。

  • はる

    思ったよりも深いですね。前半はいかにも児童文学らしい穏やかな展開です。でもこの物語の真髄は物語の後半。ひとりの人形が加わったことにより、一気に不穏な雰囲気に。嫉妬や憎悪、差別の感情は現実の人間社会の縮図のよう。緊迫した人形たちの感情の揺れ、言葉のやりとりにドキドキしてしまう。宮部みゆきさんが強く影響を受けたというもの納得です。人形の強い想いが持ち主の感情に影響を及ぼすという設定ですが、子供の頃人形をぞんざいに扱った身としては何となく後ろめたい気持ちになります…。

  • NAO

    安価だけれど上等な木でできているトチーは、純朴で心優しい。一方マーチペーンは、高価な人形だが、威張り屋で自分勝手。その美しさに一目惚れしてしまったエミリーが同じように高慢になっていく様子がなんともいえない。人形展に出展されていたこの二つの人形、見学に見えた女王陛下が、マーチペーンには目も向けずトチーに目をとめて、この人形がほしいと言ったのも、なんとも印象的だった。ただ飾ってあるだけの高価な人形より、実際に手に持って遊んだおもちゃの人形の方が、子どもは好きだし、いつまでも心に残るのだ。

  • Gotoran

    ある姉妹に可愛がられている人形の家に住む人形たちの話。人形たちは自分の意志で行動することは出来ず、ひたすら願うことで自分の欲しいもの手に入れることができるが、そうでないものもたくさんある。人形家の主人公トチー側から見た世界と人間の子供たちからの世界が願いを通して交錯していくところが圧巻。擬人化された人形たちの心理が細やかに描かれている。皆違うもので出来ていて皆違っていいのだ。愛のために命を投げ出したセルロイドのことりさんと危険を察知して泣き続ける犬のかがりが非常に印象的であった。河合著書派生本、第3弾。

  • たつや

    これは女性が読むとまた違うんでしょうね。トイ・ストーリーのお人形バージョンのような感じがしましたが、おままごとのような台詞もありますが、これまた、ハートフルな本でした。

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